F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

◆ルイス･ハミルトン
「公道サーキットが好きだから、ここも気に入っているんだ。ふたつのコースを合わせたような印象で、セッティングが重要な高速コーナーとスピードの落ちる直角カーブが特徴だよ。直角カーブを抜ける時は正確さと忍耐が求められて、リヤタイヤが路面をとらえるまで、じっと待たなければならないんだ。我慢しきれないとタイヤの限界を超えてオーバーステアになって、タイムをロスしてしまう。今度の週末は、ぜひとも勝ちたいね。ベルギーとイタリアでもマシンは勝てる状態だったしね。今回もフリー走行、予選と調整を進めて、日曜に向けていい態勢を作っていくつもりさ。タイトル獲得は難しい状況だけど、最後まで可能な限りの成績を目指して全力で戦うよ」。

◆ジェンソン･バトン
「勝ちたいレースのひとつだね。今年いちばんの走りをしたモナコやハンガリーのような状態に持っていくつもりだよ。ヨーロッパ･ラウンドが終わっても、まだ6レースも残っているというのは変な感覚だよ。個人的には最後の遠征が好きで、個性豊かなサーキットが揃うし、最高のコースもある。日本を経由してシンガポールに向かうから、準備は万端さ。シンガポールでは体内時計をヨーロッパ時間にもどして、夜間走行でも集中力を発揮できるようにしなければならないんだ。このところの状況から考えて、シンガポールでも十分にチャンスがあるだろうね。マシンのスピードとチームの仕事ぶりにはすごく満足してるんだ。もちろん、次に狙うのはそれを勝利に結びつけることだね」。