ディクソン、大逆転チャンピオン!!–インディカー最終戦
最終的にモントーヤとディクソンの獲得ポイントが同じ点数になったため、優勝回数が多かったディクソンがシリーズ・チャンピオンに。
インディカーシリーズ第16戦(最終戦)は、ワインの産地で名高いカリフォルニアのソノマ・スピードウェイで30日(日)に決勝を行ない、スコット・ディクソンが優勝、ギリギリの逆転タイトルを決めた。
ここまでのポイントリーダーは、ファン-パブロ・モントーヤだったが、最終戦はダブルポイントだったことで、最後の土壇場でディクソンに逆転を許した。
ロードコースの85周レースは、3度のフルコースコーションが入る荒れた展開。中盤に、ウィル・パワーと接触して後退したモントーヤがタイトルを守るためには5位に入ることが必要だったが、完調ではないマシンで終盤追い上げたものの、6位でチェッカーとなり、下唇をかみつつディクソンにタイトルを譲ることになった。
ディクソンのタイトル大逆転となった勝利は、チップ・ガナッシの100勝目を飾る記念すべきレースだった。
佐藤琢磨は、中団を走行していたが、終盤追い上げて8位、今期5度目のシングルフィニッシュを果たした。
佐藤琢磨:「タフなシーズンだった。苦労もしたし、いくつかいいリザルトを残せた。勝てなかったの悔しいが、たくさんのことを学んだので、この先、もっとよくなってくと思います。夜中から明け方まで応援していただいてありがとうございました」。(GAORAインディカー中継内のインタビューより)
◆インディカーシリーズ最終戦(第16戦)トップ10
1. スコット・ディクソン C
2. ライアン・ハンターレイ H
3. チャーリー・キンボール C
4. トニー・カナーン C
5. ライアン・ブリスコー H
6. ファン-パブロ・モントーヤ C
7. ウィル・パワー C
8. 佐藤琢磨 H
9. ロドルフォ・ゴンザレス H
10. ミカエル・アレシン H
※C=シボレー/H=ホンダ
第16戦ソノマ・グランプリは、GAORA SPORTSにて、以下の時間帯で再放送が予定されている。
8月31日(月) 18:00 〜 22:00
9月5日(土) 14:00 〜 18:00
9月7日(月) 22:00 〜 26:00
Photos by Chris Jones/INDYCAR