フォーミュラE参戦の可夢偉のコメント
12月2-3日に香港で行なわれるフォーミュラE2017-2018開幕戦に参戦が決まった小林可夢偉は、「参戦する機会を作ってくれた、 チームオーナーのマイケル(アンドレッティ)とアンドレッティ・フォーミュラEチーム、そしてMS&ADをはじめ、スポンサーとパートナーのみなさまに感謝します」と、謝辞を述べ、デビュー戦へ向けた心境を以下のように語った。
「アンドレッティは世界的に著名なレーシングファミリーでもあり、その一員としてフォーミュラEのレースを戦えるのは大変光栄なことです 。 正直なところ、10月上旬に実施された、スペイン・バレンシアでの公式プレシーズンテストに参加できず、実質ぶっつけ本番でレースに挑むのは簡単なではありませんが、チームも最大限のサポートをしてくれているので心配はしていません」。
チームオーナーのマイケル・アンドレッティは、「香港でのシーズン開幕にカーナンバー27に小林のような優れたドライバーを迎えることができたのは非常に幸先が良い。F1でもWECでもその実力を見せつけている小林の参戦は、フォーミュラE選手権にとっても次のステップとして申し分がない」とコメント。「日本のファンの情熱は本当に素晴らしく、香港でのデビュー戦でも、彼に対する熱烈な応援を目の当たりにすることになるだろう」と、期待を述べた。
MS&ADアンドレッティは、2014年のフォーミュラE創設時から活動を続け、昨季のチーム成績は総合7位。 それ以前も6位と7位でシリーズを終えており、まずは上位進出が課題。
可夢偉のチームメイトは、アムリンアグリで優勝経験を持ち、参戦4季目を迎えるポルトガルのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ。
2017/18FIAフォーミュラE選手権は、 香港でのダブルヘッダーを皮切りに世界各地を転戦、来年7月末のカナダ・モントリオールで行われる最終戦まで、10チーム20台によって全14戦が争われるが、小林可夢偉の2戦目以降への正式発表はいまのところない。
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photo by Shivraj Gohil/Spacesuit Media