プロスト-セナ!!–フォーミュラE第9戦ロンドン決勝
2015-2016フォーミュラE最終ラウンドとなるロンドン大会。2日にイギリス・ロンドンでダブルヘッダーの1レース目が行なわれ、ルノーe.ダムスのニコラ・プロストがポールから今シーズン初優勝。2位にマヒンドラレーシングのブルーノ・セナが入った。
プロスト-セナのオーダーは、1990年周辺のF1GPのあの名勝負を彷彿とさせた。3位には、DSヴァージンレーシングのジャン=エリック・ベルニュが入った。
また、ルーカス・ディ・グラッシ(ABTシェフラー・アウディスポーツ)と、1ポイントのセバスチャン・ブエミ(ルノーe.ダムス)とのタイトルマッチとなっているシリーズチャンピオン争いは、両者とも予選の雨に翻弄され、10番、12番グリッドからのスタート。激しいバトルを展開しながら4位と5位。ディ・グラッシはブエミの猛攻を凌ぎきって12ポイントを上積みして153ポイント、ブエミに3ポイントを着けて、翌3日日曜日の最終戦でタイトルの決着を着けることになった。
ニコラ・プロスト(優勝)
「浮き沈みの激しいシーズンだったので、この勝利は素晴らしい。今日は望み通りのレースができた。仲のいいブルーノと表彰台に一緒に上がれたことは特別なこと」
ブルーノ・セナ(2位)
「ここまで表彰台を目前にして逃してきたけれど、やっと2位を獲得できた。このコースは好きなコース。去年もラッキーに働いたし、天候に感謝しないとね」
ジャン=エリック・ベルニュ(3位)
「今日はラッキーだった。予選で雨が降って、後続グループが僕のタイムを越えられなかった。壁にぶつかった時は表彰台に上がれるなんて思いもしなかったよ」
ルーカス・ディ・グラッシ(4位)
「ミスをなく戦いきって抜かれなかった。明日のレースへ向けてここまでで一番のプレッシャーは感じているが、それもレースの一部。明日で王者が決まるが、初めての経験ではないし、最後でもない。100%の力でのぞみ、フェアにそしてタフに戦う」
セバスチャン・ブエミ(5位)
「唯一良かったのはボクの車の方が速かったってこと。ディ・グラッシには何度もアタックしたけど、クラッシュして共倒れしないように引くことしかできなかった」
最終戦(第10戦)は、土曜日の第9戦と同じ狭くリスキーなロンドン市街地のコースで、日曜日に予選と決勝を行ない、CSテレビ朝日のチャンネル2が、以下のスケジュールで生放送配信する。
◆最終戦 イギリス・ロンドン大会放送スケジュール
<フリー走行> 7月3日(日) よる6:30〜7:00
<予選> 7月3日(日) よる7:50〜9
:20
<決勝> 7月3日(日) よる11:50〜深夜1:30