本山哲 久々のトップフォーミュラ!!
3月10日と11日に行われた鈴鹿サーキットのファン感謝デーで、目白押しの出し物の中で、スーパー・フォーミュラのテスト&模擬レースも注目を集めた。
2018シーズンに向けて、新たなカラーリングや新鮮な組み合わせに期待が集まる2018スーパー・フォーミュラだが、新人監督としてB-MAXレーシングと合流した本山哲が、12日日曜日に、コクピットに納まって、10年ぶりの鈴鹿サーキットを走行した。直後の本山選手?に訊いた。
—-久しぶりに乗ったフォーミュラカーはいかがでした?
本山 実は去年の10月にも乗ったのですが、鈴鹿サーキットを走ったのは10年ぶりくらいですから。
—-スーパーGTとは違いますか?
本山 重量が半分に近いというのもありますし、ダウンフォースも多いので、速さはやっぱり別次元ですね。
—-とはいえ、GTの方が簡単かといえばそうでもないと思いますが。
本山 速く走ることに対する運転は、簡単とか難しいとか言うのではないけれど、フォーミュラの方がより繊細、ということはいえますね。身体的にもハードだし。
—-最近のスーパーGTマシンはフォーミュラ的とかいわれますが。
本山 実際には、フォーミュラカーとツーリングカーは違いますね。
—-ダイレクト感がある?
本山 フォーミュラカーの方が純粋、ではあるし。
—-スーパーGTはそれはそれで難しいようですね。今年からスーパーGTにフル参戦する小林可夢偉でさえ苦労しているようですから。
本山 ですね。
—-ところで、監督自ら乗ったのは?
本山 基本はクルマのチェックです。チームから、”どうしても乗ってほしい”といわれたこともあります。B-MAXとしては、ドライバーがまだ決まっていない(インタビューは12日日曜日。この後、千代勝正に件体したことが発表された)ので、本当はドライバーに走らせてあげたい時間ですが、そんな事情で、クルマのベースを確認しておきたい、ということで乗りました。
—-なるほど。
本山 B-MAXは去年からスーパー・フォーミュラに参戦したので、これから先トップチームになっていくために、なにが必要か、ということと、そこに進んでいくために、今年監督をやらせていただくこともあり、幸いフォーミュラの経験が多いということで。
—-なるほど。
本山 10月に乗った時も、意外に走れる(笑)こともわかりましたので。その部分でも、クルマのベースの確認ができるという部分で。
—-チーム代表の組田さん御自身も、レースに真摯にむきあっていろいろなことを一生懸命やろうとしている方ですから。今後が楽しみになりました。
本山 ありがとうございます。頑張ります。
インタビュー:STINGER 山口正己
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