0.0080秒差!!–2016インディカー第14戦(第9戦再戦)ファイアストン600決勝
ライティングの光を受けて美しくも激しいバトル!!
今シーズン最後のオーバルレースとなるファイアストン600が、テキサス・モータースピードウェイで27日に行なわれ、最終ラップにグレアム・レイホールが、レースの大半をリードしたジェイムス・ヒンチクリフを逆転、0.0080秒の僅差で優勝した。
雨で中断した第9戦のリターンマッチとして行なわれたレースは、終盤まで安泰だったが、200周レースの残り20周を切ったところで変化が起きた。
乱気流でバランスを崩したエド・カーペンターがエリオ・カストロネベスを巻き込む形で追突する形でフルコースコーション。それが解除され残り18周のスプリントレースが始まったと思いきや、ジャック・ホークスワースとミカエル・アレシンが接触してまたまた再びフルコースイエローに逆戻り。
全車ニュータイヤに交換して、最後は8周のスーパースプリントとなった。
リスタートしたレースは、ヒンチクリフ、トニー・カナーン、レイホール、サイモン・パジェノーが一塊のトップ争いを展開、最終ラップに2番手にいたレイホールがヒンチクリフを交わして、0.0080秒差でチェッカードフラッグを受け、”オーバルは最後の30周”であることを再認識させた。
3位のカナーンは、前の二人を讃え、レースが面白かったことをコメントしたが、200周レースの180周以上をリードしたヒンチクリフはガックリと肩を落した。レイホールのリードラップは、最後の1周のみだった。
佐藤琢磨は88周でリタイアを喫した。
◆2016インディカー第14戦トップ10
1. グレアム・レイホール H
2. J.ヒンチクリフ H
3. T.カナーン C
4. S.パジェノー C
5. H.カストロネベス C
6. C.キンボール C
7. C.ムニョス H
8. W.パワー C
9. J.P-モントーヤ C
10. S.ブルデー C
H=ホンダ/C=シボレー
Photo by Chris Owens/INDYCAR