フェラーリ、セルジオ第1号車がアブダビに到着
セルジオ・ピニンファリーナの名が与えられたフェラーリ・セルジオ。60年代デザインのボディを纏う。
フェラーリは5日(金)、今年のF1最終戦がおこなわれたヤス・マリーナ・サーキットでのイベント「フィナーリ・モンディアーリ」で盛り上がるアブダビに、1台の特別なフェラーリを持ち込んだ。
フェラーリ・セルジオの名を持つこのフェラーリは、同社に欠かせないカロッツェリア(デザイン工房)であるピニンファリーナとの関係が60周年を迎えたことを記念したコンセプト・カー。
セルジオは6台のみが生産されることになり、その第1号車となる今回の1台が、オーナーであるSBHロイヤル・オート・ギャラリーに納車された。
セルジオは、2012年に惜しくも逝去したセルジオ・ピニンファリーナに敬意を表して命名され、458スパイダーをベースに作られている。
そのデザインは60年代から70年代にピニンファリーナが手がけたフェラーリのデザインが息づいている。
デザインに目を奪われがちなセルジオだが、機能面ももちろん追及され、セミフローティング式フロント・スポイラー、クラッチおよびギアボックス・オイル冷却のエアインテーク一体のロールバー、リアのノルダーとエクストラクターなど、機能性も配慮されている。
Photo by Ferrari S.p.A.
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