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パワー、激戦を制圧–インディカー第10戦決勝

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2016インディカー第10戦『コーラーGPアット・ロードアメリカ』が、6月26日にエルクハートレイク湖畔のロード・アメリカで行なわれ、ウィル・パワーがインディカー28勝目を飾った。

10年振りのコースには、8万人の観客が集まり、ロードコースとしては非常に高速なコースでのバトルを堪能した。

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レースは、終盤までフルコースコーションがなく平穏に進んでいたが、50周レースの39周目に、コナー・デイリーのサスペンショントラブルでコースオフ、クラッシュで、初めてのフルコースコーション、セーフティ・カーが出動、残り6周でリスタートが切られた。

そこから激しい上位争いが展開、背後に迫ったトニー・カナーンを振り切って、パワーが28回目のチェッカードフラッグを受けた。

佐藤琢磨は、予選をダウンフォースのつけすぎだった予選のセッティングを変更、15番手からグイグイと順位を上げ、一時は7位を争うところまでポジションをあげていたが、ピットインの際にスピードリミッターの誤作動によるスピード違反で、二度のペナルティを受けて後退した。

レースを終えた佐藤琢磨は、「事前のテストに参加できなかったことを考えると、トラックで追い抜いて8番手7番手まで進めたのはよかったけれど、技術的なトラブルが出てしまったのは残念でした。でも、ブラックタイヤもレッドタイヤもいい感触だったので、よかったです」と振り返った。

次のレースは、佐藤琢磨がポールポジョンを奪ったこともあるアイオワ。7月10日に決勝レースを行なう。

◆2016インディカー第10戦トップ10
 1. W.パワー C
 2. T.カナーン C
 3. G.レイホール H
 4. R.ハンターレイ H
 5. H.カストロネベス C
 6. C.キンボール C
 7. J.P.モントーヤ C
 8. J.ニューガーデン C
 9. S.ピゴット C
10. C.ムニョス H
17.佐藤琢磨 H
※C=シボレー/H=ホンダ

Photos by
INDYCAR/
Joe Skibinski
Chris Jones
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