パワー優勝、佐藤琢磨5位!!–インディカー第11戦トロント
20番手からの追い上げで5位フィニッシュ!
2016インディカー第11戦HONDAインディ・トロントの決勝レースが、17日カナダのトロントの市街地コースで行なわれ、ウィル・パワーがシーズン3勝目を飾った。
荒れた路面のレースは、スコット・ディクソンが85周の大半をリードしていたが、終盤のタイヤ&給油のタイミングを逸して後退。代わってトニー・カナーンがトップに立ったが、セーフティ・カーが合計5回出動した荒れたレースの最後に、うまくレースを組み立てたパワーが優勝を決めた。
予選20番手からスタートした佐藤琢磨は、乗り辛そうなマシンをなだめつつ終盤まで13番手までポジションを上げ、ニューガーデンのクラッシュで4回目のフルコースコーションとなったところでピットインせず、ギリギリの燃料で5位。「ここまで来られるとは思っていなかったのでうれしい」とコメントした。
20番手から5位によじ登った佐藤琢磨は、今回、最も順位を上げた”ビッゲスト・ムーバー”となった。
次の第12戦は、2週間後の7月31日のHonda Indy 200 at Mid-Ohio。ロードコースの闘いとなる。
◆2016インディカー第11戦トロント決勝トップ10
1. W.パワー C (チーム・ペンスキー)
2. H.カストロネベス C (チーム・ペンスキー)
3. J.ヒンチクリフ H (シュミット・ピッターソン・モータースポーツ)
4. T.カナーン C (チップ・ガナッシ・レーシング)
5. 佐藤琢磨 H (AJフォイト・エンタープライゼス)
6. M.アレシン H (シュミット・ピッターソン・モータースポーツ)
7. S.ブルデー C (KVSH レーシング)
8. S.ディクソン C (チップ・ガナッシ・レーシング)
9. S.パジェノー C (チーム・ペンスキー)
10. M.アンドレッティ H (アンドレッティ・オートスポート)
※C=シボレー/H=ホンダ
Photo by Chris Jones