佐藤琢磨の内閣総理大臣顕彰式
政府は、政府の動きや重要な政策を動画で紹介する『政府インターネットテレビ』で、8月4日に行なわれた安倍晋三首相から、日本人初のインディ500ウィナー佐藤琢磨への顕彰の授与の模様を伝えた。
式典は、安倍首相が顕彰状を読み上げて渡すだけのごく短時間もものだったが、佐藤琢磨は、緊張気味ながら終始笑顔を絶やさず、身を律した姿勢で顕彰を受けた。
式場に登場した安倍首相は、佐藤琢磨と笑顔を交わして握手し、進行担当が「佐藤琢磨殿」と呼びかけたのを受け、顕彰状を読み上げた。
「顕彰状。
佐藤琢磨殿。
あなたは、日頃のたゆみない精進によって、
日本人初のインディ500の優勝を
なし遂げられました。モータースポーツに
おける日本人の達成した業績としては、
最高位にあたる快挙であり、その功績は、
誠とに顕著であります。
よってここに顕彰します。
平成29年8月4日
内閣総理大臣 安倍晋三」
「どうもおめでとうございます」
顕彰を受けた後、佐藤琢磨は、「インディ500は10年の歴史があります。最初はアスファルトがなかったので、路面がレンガが敷きつめられていたのです。そのオリジナルのレンガを使った置物です」と、インディアナポリスのコントロールタワーの“Pagoda”をかたどったオーナメントをお礼の品として首相に贈呈した。安倍首相は、佐藤琢磨の説明に感心したように、「そうなんですか、それは貴重なもので」と笑顔を返した。
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