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トヨタ幸先いい1-2スタート!!–2017WEC第8戦

まずは初日で1-2。シーズン4度目のポールポジションを目指すトヨタ陣営。

FIA世界耐久選手権(WEC)は9戦中の第8戦上海6時間レースを迎え、初日の公式練習で、2回行なわれたフリー走行は、いずれもTOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDが1-2のタイムを記録、幸先のいいスタートを切った。

TS050 HYBRID小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペスが記録した1分44秒741は、昨年のポールポジション・タイムから僅か0秒279遅れの俊足。

オフィシャル間の無線トラブルで公式練習1回目の開始が1時間半遅れ、午後12時半に開始。午後のフリー走行と併せて3時間の練習走行が行われた。

初日の上海地方の天候は晴れのち曇り。気温は公式練習走行1回目開始時点で23℃だったが、2回目の走行が終了する午後5時には20℃を下回った。コースは終日ドライだったが、上海国際サーキットはタイヤに非常に厳しい上に、今年のレギュレーションではタイヤ1セットで2スティントの走行が義務づけられており、厳しさを加速している。

ここまで、TOYOTA GAZOO Racingは今年、シルバーストーン/ル・マン/ニュルブルクリンクで3度のポールポジションを獲得している。

公式予選は、明日11月4日(土)午後2時半から行なわれる。

小林可夢偉
「今日一日、好調に車のセットアップが進み、素晴らしいラップタイムをマークできた。もちろん、まだまだライバルも調子を上げてくるはずだし、我々も更に高い次元のバランスを見出すべく作業を続ける。今回はとても良いスタートが切れたと思う」

ホセ・マリア・ロペス
「TS050 HYBRIDでこのコースを走るのは私にとって初めてなので、まずは走りのリズムを掴むことから始めた。決勝結果に繋げるために、タイヤの選択と最適セットアップを行わなければ」

中嶋一貴
「今日一日は、タイヤ評価を中心に走行を重ねました。バランスの面でまだ満足いく感触とは言えないので、予選と決勝レースまでに更にセッティングのレベルを上げなければならない」

セバスチャン・ブエミ
「充実した一日となり、いくつかの改善ができたが、明日以降も厳しい戦いになることは分かっており、今週末は良いレースが出来るように期待している。僅かな差が勝敗を分けることになるので、総てが正しく進むように少しも手を抜くことはできない」

アンソニー・デビッドソン
「雨の富士の後なので、ドライコンディションで走れるのも嬉しかった。我々のペースはライバルと比べても遜色なかったのは良かったけれど、さらなる向上を目指す」

◆2017WEC第8戦フリー走行2結果
1. 7 トヨタTS050 HYBRID 小林可夢偉/M.コンウェイ/J.M.ロペス 1分44秒741
2. 8 トヨタ TS050 HYBRID 中嶋一貴/S.ブエミ/A.デビッドソン1分45秒131
3. 2 ポルシェ919Hybrid N.ジャニ/A.ロッテラー/N.タンディ 1分45秒269
4. 1 ポルシェ919Hybrid T.ベルンハルト/E.バンバー/B.ハートレー 1分45秒616

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