23歳コンビのGT500、感涙のGT300–スーパーGT最終戦モテギファイナル決勝
観客をコース上に招いて、GT500とGT300のチャンピオンを中心に、ドライバー全員がお礼の挨拶。
スーパーGT最終戦、もてぎファイナルの決勝レースが栃木県のツインリンクもてぎで12日日曜日に行なわれ、GT500、GT300とも、最終戦がタイトルマッチとなるドラマチックなレースを展開した。
ウェイトハンディのないガチンコレースの優勝は、GT500がポールポジションからスタートし、安定したスピードを見せた松田次生/ロニー･クィンタレッリのMOTUL AUTECH GT-R、GT300が、予選3番手からスタートし、タイトル争いに望みを残していた黒沢治樹/蒲生尚弥のLEON CVSTOS AMG。どちらも、完璧なレース運びで、53周/49周レースを走りきった。
白バイとパトカーの見慣れた“先導”に3台のDTMワークスマシンが加わって、フォーメーションラップを行なった。
レースの結果、シリーズチャンピオンは、GT500が、平川亮/ニック･キャシディの23歳コンビが駆るKeePer TOM’S RC F、GT300が、ポールポジションからスタートしたGOODSMILE HATSUNE MIKU AMGの谷口信輝/片岡龍也が3年ぶりの涙の戴冠を引き寄せた。
完璧なレースを見せた松田次生/クィンタレッリ。
今回の最終ラウンドは、DTM（ドイツ･ツーリングカー･選手権）から、メルセデス、アウディ、BMWのマシンがデモランを行なうジョイント企画や、自衛隊が誇るF2戦闘機のデモフライトなどが青空の1日を盛り上げた。またゴール後には、スタートした41台のドライバー全員がステージに上がり、ファンに感謝するファイナルイベントが行なわれ、盛りだくさんの1日を締めくくった。
23歳コンビの平川亮/N.キャシディが2017チャンピオン。
谷口信輝/片岡龍也は3年振りのタイトル奪取。谷口は感涙のインタビュー。
F2のデモフライト。
◆2017スーパーGT最終戦もてぎ決勝トップ10
<GT500>
1. MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー･クィンタレッリ
2. KeePer TOM’S RC F 平川亮☆/ニック･キャシディ
3. ZENT CERUMO RC F 立川祐路/石浦宏明
WAKO’S 4CR RC F 大嶋和也☆/エンドレア･カルダレッリ
4. KEIHIN NSX-GT 塚越広大☆/小暮卓史 1分37秒361
5. RAYBRIC NSX-GT 山本尚貴/伊沢拓也
6. S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山哲/千代勝正
7. CALSONIC IMPUL GT-R 安田裕信/ヤン･マーデンボーロ
8. DENSO KOBELCO SARD CL500 ヘイッキ･コバライネン
9. ARTA NSX-GT 野尻智紀/小林崇志
10.Epson Modulo NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐
<GT300>
1. LEON CVSTOS AMG 黒沢治樹/蒲生尚弥
2. ARTA BMW GT3 高木真一/ショーン･ウィルキンショー
3. GOODSMILE HATSUNE MIKU AMG 谷口信輝/片岡龍也
4. GULF NAC PORSCH 911 ジョノ･レススター/峰尾恭輔
5. Vivac 86 MC 松井孝允☆/山下健太
6. JMS P.MU LMcorse RC GT3 中山雄一/坪井翔
7. GAINER TANAX AMG GT3 平中克幸/ビョン･ビルドハイム
8. Hitotsuyama Audi R8 LMS
9. D’station Porsch 藤井誠暢/スベン･ミューラー
10. B-Max NDDP GT-R 星野一樹/高星明誠
［STINGER］山口正己
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