関口雄飛、貫祿のトップタイム–鈴鹿エンジンメーカー･ルーキードライバーテスト
ヨコハマタイヤは、2018年用のニュータイヤを用意した。
12月6日－7日に三重県の鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラの合同テストが、二日間のスケジュールを終え、関口雄飛（TEAM IMPAL）が中嶋一貴とアンドレ･ロッテラのTOM’S勢を押さえ、コースレコードを樹立してトップタイムを記録した。
今回のテストは、タイトルの通り、エンジンメーカーのテストとともに、新人発掘の場としても機能し、多くの“逸材”の新たな体験の場になった。
新人の中で注目されたのは、今年、全日本F3を闘ったスペインのアレックス･パロウ。初日の午後に初めてスーパーフォーミュラを握ったにも関わらず、いきなり、その時点のトップタイムを記録、ベテランの職人ドライバーの中で2日間総合4番手に君臨した。
また、3年間にわたって、ヨーロッパのGP2とF2で武者修行を積んだ松下信治が10番手を記録。同じく、ホンダの育成システムで今年GP3を闘った福住仁嶺が11番手に並んだ。
また、2016年のF1GPでマノー･メルセデスをドライブしたリオ･ハリアントもテストに参加したが、初日にペースが上がらないままクラッシュを喫し、2日目はコクピットに納まることなくインドネシアに帰国することになった。
※新人ドライバーたちのコメントは追って。
◆スーパーフォーミュラ･テスト２日間総合タイム
1. 関口雄飛 T ITOCHU ENEX TEAM IMPAL 1分35秒717
2. 中嶋一貴 T VANTERIN TEAM TOMS 1分35秒794
3. アンドレ･ロッテラー T VANTERIN TEAM TOMS 1分36秒015
4. アレックス･パロウ H NAKAJIMA RACING 1分36秒037
5. 塚越広大 H REAL RACING 1分36秒143
6. 野尻智紀 H DOCOMO DANDYLION RACING 1分36秒204
7. 山本尚貴 H TEAM MUGEN 1分36秒255
8. 国本雄資 T P.MU/CERMO INGING 1分36秒259
9. 小林可夢偉 T KCMG 1分36秒386
10. 松下信治 H OMO DANDYLION RACING 1分36秒475
11. 福住仁嶺 H TEAM MUGEN 1分36秒536
12. 中嶋大祐 H NAKAJIMA RACING 1分36秒573
13. 石浦宏明 T P.MU/CERMO･INGING 1分36秒693
14. ナレイン･カーティケヤン H NAKAJIMA RACING 1分36秒795
15. 伊沢拓也 H NAKAJIMA RACING 1分36秒799
16. 山下健太 T KONDO RACING 1分36秒892
17. 平川亮 T ITOCHU ENEX TEAM IMPAL 1分37秒152
198
18. マキシミリアーニ･ギュンター SUNOCO TEAM LEMANS 1分37秒170
19. ヤン･マーデンボーロ T ITOCHU ENEX TEAM IMPAL 1分37秒
20. ニック･キャシディー T KONDO RACING 1分37秒466
21. J.ロシター T VANTERIN TEAM TOMS 1分37秒505
22. 大津弘樹 Ｈ Honda Test-Car 1分37秒648
23. 大嶋和也 T SUNOCO TEAM LEMANS 1分37秒896
24. 高星明誠 H B-Max Racing Team 1分38秒364
25. ラルフ･ボシュリング SUNOCO TEAM LEMANS 1分38秒486
26. 中山雄一 Ｔ P.MU/CERMO INGING 1分38秒765
27. 佐々木大樹 H B-Max Racing Team 1分40秒093
28. 金丸 悠 T ITOCHU ENEX TEAM IMPAL 1分40秒633
29. フィリックス･セラーズ T SUNOCO TEAM LEMANS 1分42秒387
30. リオ･ハリアント SUNOCO TEAM LEMANS 1分43秒062
※T=TOYOTA / H=HONDA
［STINGER］山口正己
photo by ［STINGER］
