トヨタのルマン優勝に『待った!!』
Rebellion Racingが、2018ルマン24時間にLMP-1にステップアップしてチャレンジすることを発表した。
レベリオン・レーシングは、これまでLMP2クラスでWEC(世界スポーツカー耐久選手権)闘ってきたが、ドライバーラインナップに、Audiで3度の優勝を記録しているアンドレ・ロッテラーと2016年にポルシェでルマンを制したニール・ジャニの名前があることから、並々ならぬ本気度を伺わせている。
一方で、アウディとポルシェが去った後、敵なしの大本命とされていたトヨタ陣営にとって、これは捨ておけない状況になるかもしれない。
もともと性能調整で、ややもするとLMP-2に食われる可能性さえささやかれていたところだったから、レベリオンがLMP-1にステップアップし、ウィナーをそろえて万全を期しているとなると、ドライバー・ラインナップに、世界で最も厳しいレースと言われるルマン24時間の優勝経験者がいないトヨタは、安閑とはしていられそうもない。
[STINGER]山口正己
photo by Rebellion Racing