佐藤琢磨の顔が刻まれたインディ500のトロフィー除幕!!
室屋義秀が日本人初の逆転シリーズチャンピオンを決めたレッドブル・エアレースの興奮さめやらぬ10月17日火曜日17時(日本時間10月18日水曜日午前6時)から、インディアナポリス・モーター・スピードウェイは、2017インディ500ウィナー佐藤琢磨の顔が刻まれた優勝トロフィー“the Borg-Warner Trophy”の除幕式を、佐藤琢磨を招いて、場内にある博物館(ホールオブフェイム)で行なった。
除幕を行なった佐藤琢磨は、「素晴しい瞬間。今日は短いスピーチにします」とジョークを交えて挨拶。「勝ってしばらくは、他人の身体のような感覚だったけれど、1週間、1カ月と経過する毎に、喜びが沸いてきた」と感激を新たにし、改めて、インディ500とアンドレッティ・オートスポートの関係者、お世話になった人々への感謝を述べた。
佐藤琢磨の顔は、歴代優勝者と共に、81年の歴史を刻むトロフィーに、104番目のウィナーとして並び、2017年5月28日に、アンドレッティAutosportのマシンのステアリングを握って、三度優勝しているエリオ・カストロネベスとの0.2011秒差のバトルを思い出させた。
スターリング・シルバー製のトロフィーには、1990年から彫刻を手がける彫刻家のウィリアム・ベーレンズの手で、卵大の勝者の顔とTAKUMA SATOという名前、そして勝利の年である2017が永久にエッチングされた。
ちなみに、350万ドル(約3億9264万円)と言われるトロフィーは、1987年に台座を追加。1992年に新たに創り直された。佐藤琢磨の顔は、台座部に刻まれている。A. J.フォイトが4回、アル・アンサーとリック・メアーズが3回並んでいる。
トロフィーの高さは52インチ(132.08cm)、台座を含んで64.75インチ(164.465cm)。重量はおよそ110ポンド(約50kg)。
また、オリジナルはひとつしか存在しておらず、1988年から、優勝者には「ベイビー・ボルグ」と呼ばれる18インチ(45.72cm)のレプリカが贈られる。(参考:INDYCAR.com)
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photo by INDYCAR