2017ルマンで19勝目の優勝トロフィーがポルシェ・ミュージアムへ!!
ポルシェAG(本社:ドイツ/シュトゥットガルト)のポルシェ・ミュージアム。世界中の自動車フリーク垂涎のそこに、ル・マン24時間レースの優勝トロフィーが運び込まれた。
ポルシェは、世界で最も過酷なルマン24時間に3連覇し、チャレンジトロフィーを永久に保持する資格を得た。ポルシェ919ハイブリッドを駆り、ル・マンで総合優勝を遂げたワークスドライバーのティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ニール・ジャニ(スイス)/ニック・タンディ(英国)、そしてLMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーが約50kgの優勝トロフィーをポルシェ ミュージアムに運び込んだ。トロフィーは、ポルシェ ミュージアムに永久展示される。
900PSのパワートレインを搭載するポルシェ919ハイブリッドは、2014年4月のシルバーストーン6時間レースでデビュー以来、出場したWEC 34レースのうち7回の1-2フィニッシュを含む17レースで優勝、20回のポールポジションと13回のファステストラップを記録した。
ポルシェは、「919ハイブリッドは、ポルシェが70年にわたる歴史の中で製造した最も複雑なレーシングカー」だとし、「800Vのバッテリーテクノロジーや多数の革新的技術によって、未来に向けた重要なイノベーションのための車両実験室としての役割も果たした。これらのイノベーションは、純粋な電気駆動の未来型スポーツカー、ミッションEの研究のために不可欠な礎を築いている」とコメントした。
ポルシェ919ハイブリッドは11月のバーレーン6時間レースでWECから撤回を決めた。2018年から、ポルシェLMPチームは、フォーミュラEに参入、新しいミッションに専念する。
あたかも、すでに時代はルマンではない、と言いたげなポルシェ。勝てば官軍とはこのことを言うのだろう。
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photo by PORSHE