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スーパーフォーミュラ全戦で「2スペックタイヤ制」決定!!

ヨコハマタイヤに期待。柔らかいコンパウンドが日本のレースを救う!!

全日本スーパーフォーミュラが全7戦で「2スペックタイヤ制」を採用を発表した。レース展開が面白くなることが期待されている。

2016年に横浜ゴム株式会社が公式タイヤサプライヤーとなり、その年の第4戦もてぎ大会、2017年は第4戦もてぎ大会および第5戦オートポリス大会で「2スペックタイヤ制」が導入された。それによってチームの戦略に幅が生まれ、コース上でのオーバーテイクやバトルの増加に大きく寄与し、面白いレースが展開したことを覚えている読者も多いことだろう。

当初から2種類のタイヤを供給する「2スペックタイヤ制」が、魅力アップのために重要であることが叫ばれていたが、2018年はシリーズ全7戦で採用が決まり、よりコンペティティブなレースが期待される。

「2スペックタイヤ制」は、性能の異なる2種類のタイヤ「ソフト」と「ミディアム」を使用するルールだが、問題は、2種のタイヤの“差”が明確なこと。特に柔らかい方の「ソフト」が、極端にいえば数周しかもたない「速いがもたない」コンパウンドにすることが、タイヤをどう使うかの作戦によってレース展開が大きく左右されるが、この差が少ないと、2種類供給の意味がなくなってしまう。

タイヤメーカーとしては、ライフを短くすることで、“タイヤが壊れる”という表現をされることを恐れることから、ソフト側のタイヤを硬めに設定したいところだろうが、本質的なモーターレーシングの理解を深め、安全性を保ちつつ、一肌脱いで思い切って柔らかいコンパウンドを供給してほしいところだ。

ヨコハマタイヤ/アドバンの『英断』に期待したい。

 

[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]

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