オジェー貫祿勝ち、トヨタ2-3位
2018WRC開幕戦のラリー・モンテカルロは、4日間の闘いを終え28日にゴールし、フォード フィエスタ WRCを駆るセバスチャン・オジェーが、食い下がるトヨタのヤリス3台を突き放して優勝した。
ヤリスWRC最上位は、トヨタ・ガズーレーシングに合流して初めてのWRCとなったオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組。4本のSSベストタイムを記録して“先輩”に先んじた。3位はエース格のヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組。
トミ・マキネン・チーム代表。
「素晴らしいシーズンのスタートとなった。我々がWRCへの参戦を開始してから、チームは最も力強い状態にあると思う。タナックのチームに溶け込む早さとプロフェッショナルな仕事ぶりと吸収スピードに感動した。この調子を続けることができれば素晴らしいですし、次のラリー・スウェーデンがとても楽しみだ」
オット・タナック。
「良い形でシーズンをスタートできて嬉い。強力なチームに加わることができたと実感した。マシンは驚くほど素晴らしく、ラリー開始直後からずっと気持ち良くドライブすることができた。難しいコンディションでタフなラリーだったが、大きな問題を抱えることなく走り切ることができた。この後のラリーが本当に楽しみ」
◆ラリー・モンテカルロトップ8
1 S.オジエ/J.イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 4h18m55.5s
2 O.タナック/M.ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +58.3s
3 J.M.ラトバラ/M.アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m52.0s
4 C.ミーク/P.ネーグル (シトロエン C3 WRC) +4m43.1s
5 T.ヌービル/N.ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4m53.8s
6 E.エバンス/D.バリット (フォード フィエスタ WRC) +4m54.8s
7 E.ラッピ/J.フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m57.5s
8 B.ブフィエ/K.パンセリ (フォード フィエスタ WRC) +7m39.5s
次戦のWRC第2戦は、2月15日から18日に開催される、昨年デビュー直後のヤリスが勝った思い出のラリー・スウェーデン。シーズン唯一のフルスノーラリーだが、スパイクを打ち込んだグリップ力が非常に高いスタッドタイヤで雪と氷に覆われた森林コースをWECの中でもトップ3に数えられるハイスピードで闘われる。
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photo by GAZOO RACING