ルマン・スーパーシリーズの記者発表
2月9日15時より、フランスのパリで、2018WECとルマン24時間の8記者会見が、参加メーカー/チームの関係者やドライバーを集めて行なわれた。
発表の模様はネットで世界配信されたが、最後に、総合優勝を狙う4人のドライバーのインタビューが行なわれ、新たなシーズンへの期待を煽った。
登壇したドライバーは、ミカエル・アレシン、セバスチャン・ブエミ、アンドレ・ロッテラー、トーマス・ローレン。それぞれ、2018年5月のスパ-フランコルシャン6時間から、2019年6月のルマン24時間まで、スパ6時間とルマン24時間が二度行なわれる変則的な“スーパーシリーズ”と呼ばれるシーズンの抱負を語った後に、「スーパーシーズンのチャンピオンになるのは?」という司会者の質問に、4人が一斉に手を挙げて場内の拍手を浴びた。
シーズンの中心になるのは、2回行なわれることになるルマン24時間の総合優勝争い。本来、トヨタTS050 HYBRIDが参戦するLMP-1のハイブリッドクラスが優勝候補の筆頭だが、今年は、ポルシェが撤退してトヨタだけの参加になったことで、LMP-1ノンハイブリッド・クラスとの性能差が大きく縮められるレギュレーション変更が実施され、さらにLMP2も混じって混戦が予想されている。その状況の中で4人が一斉に手を挙げ、勝負が拮抗した闘いになることを期待させる演出となった。
[STINGER]山口正己
photo by GAZOO RACING