ニューガーデン、最後に大逆転–インディカー第2戦フェニックス結果
2018インディカー第2戦、今年初のオーバルでニューガーデンが優勝した。
レースは250周、1周20秒ほどで周回するショートオーバルのレースは、終盤、残り20周のところで起きた小さなクラッシュが、大きな盛り上がりにつながった。
その時点でのトップは、ルーキーのロバート・ウィッケンズ。開幕戦でもポールポジションを取った注目の新人だったが、2位のニューガーデンは、しばらく前にタイヤを交換する作戦で、この瞬間にかけた作戦が的中。ウィッケンズは、新人らしくなく巧みにラインを換えてニューガーデンのオーバーテイクに抗っていたが、ニューガーデンのスピードが勝っていた。順位が変わったのは残り4周。きわどいレースで、いかにもインディカーのオーバルらしいエキサイティングなレースだった。
佐藤琢磨は、10番手周辺でレースの大半を過ごしたが、上位進出は果たせなかった。
「結構辛いレースだったし、クルマは換えて行ったけれど、効果がなかった。内圧はピットインの度に換えたし、コクピットでもいろいろやったけれど、苦しいレースでした。作戦的にもダメでした」。
次のインディカーはロングビーチ。佐藤琢磨にとって初優勝の思い出のコースで4月15日に決勝レースが行なわれる。
◆インディカー第2戦結果
1. ニューガーデン C
2. ウィッケンズ H
3. ロッシ H
4. ディクソン H
5. ハンターレイ H
6. ヒンチクリフ H
7. カーペンティア C
8. カナーン C
9. レイホール H
10. パジェノー C
11. 佐藤琢磨 H
12. アンドレッティ H
13. ブルデー H
14. ピゴット C
15. チャベス C
16. ヴィーチ H
17. キンボール C
18. チルトン H
19. レイスト C
20. ジョーンズ H
21. カイザー C
22. パワー C
23. フィティパルディ H
C=シボレー / H=ホンダ
[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR