ホンダ優勢、無限フロントロー独占–2018スーパー・フォーミュラ開幕戦予選
三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれた2018スーパー・フォーミュラ開幕戦の予選で、チーム無限が1-2を決めた。
ホンダ勢が優勢で予選が進み、ポールポジションは、ベテランの山本尚貴、2位はルーキーの福住仁嶺。新鮮なフロントロー。上位5台をホンダ・ユーザーが占め、トヨタ勢最上位は、2017チャンピオンの石浦宏明の6位だった。
Q2で平川亮が、デグナーのコースを外れて大きく砂ぼこりを巻き上げたことが命運を分けた。コース上ではアタック中のドライバーがいたが、このアクシデントで赤旗が提示され、松下信治、関口雄飛、山下健太のタイムが無効となった。
3人は、セッション再開後にもう1アタックしたが、タイムアップならず。ソフトタイヤの暖めを2周かけて行なった3人は、結果的にタイミングを逸することになり、今年から投入されたソフトタイヤがカギを握る結果となった。
硬い方のミディアムタイヤを義務付けられたQ1で、圧倒的なタイムを記録し、期待されていた松下信治は、ソフトタイヤを履いたQ2最初のアタックでも、セクター1、セクター2と悪くないタイムで進めていたが、赤旗で万事休す。「セクター3で赤旗になってしまったので、仕方ないですね。ウォームアップが、1周か2周かが運命を分けてしまいましたが、これもスーパー・フォーミュラ、いい勉強になりました。レースは長いので、明日、がんばります」と、悔しさを押し殺してコメントした。
決勝レースは、22日日曜日午後1時50分にスタート、51周で戦われる。
◆2018スーパー・フォーミュラ開幕戦予選結果
1. 山本尚貴 H
2. 福住仁嶺 H
—-以上、1分36秒台
3. 野尻智紀 H
4. 伊沢拓也 H
5. 塚越広大 H
6. 石浦宏明 T
—-以上、1分37秒台
7. 中嶋一貴 T
8. 平川亮 T
—-以下、Q2ノックアウト
9. 国本雄資 T
10. 小林可夢偉 T
11. N.カーティケヤン H
12. 松下信治 H
13. 山下健太 T
14. 関口雄飛 T
—-以下、Q1ノックアウト
15. N.キャシディー T
16. 大嶋和也 T
17. 千代勝正 H
H=ホンダ / T=トヨタ