山本尚貴、鈴鹿以外の初勝利!!–スーパー・フォーミュラ第3戦菅生
宮城県のスポーツランド菅生で行なわれたスーパー・フォーミュラ第3戦で、ホンダ・エンジン搭載の山本尚貴が、波瀾のレースで優勝した。
山本尚貴は、前戦のオートポリス大会が濃霧で中止となったため、開幕戦の鈴鹿から2連勝。2番手にニック・キャシディ、3番手に中嶋一貴とトヨタ・ユーザーが続いた。
レースは、激しいバトルが連続、サイドbyサイドが頻発する手に汗握る見どころ満載の展開だったが、セフティカーで中断された波瀾の流れになった。
ロシターと千代勝正が馬の背で接触し、18周目に撤去作業のためにセフティカーが導入された時点で、ポールポジションからスタートしてトップを護っていた野尻智紀を、予選2位の小林可夢偉が1コーナーでアウトから強引に前に出た。その後可夢偉は、快調にリードを広げていたが、そのマージンをセフティカーで消し去られ、ハイペースで挽回を狙ったが、ピット作業のための30秒マージンが27秒になったところでピットイン。ピット作業に手間取って、去年のもてぎに続いて、ピットのミスでレースを失う残念な結果となった。
山本尚貴は、鈴鹿以外での初勝利。「セフティカーの瞬間に入ることを決めていて、チャンスと思いましたが、レースとはいえ、今日は勝てるとは思わなかった。チームのリードのおかげです」と感激のコメント。ポイントランキングでさらにリードを広げた。
◆スーパー・フォーミュラ第3戦菅生決勝結果
1. 山本尚貴 H
2. キャシディ T
3. 中嶋一貴 T
4. ディルマン T
5. カーティケヤン H
6. 小林可夢偉 T
7. 野尻智紀 H
8. 山下健太 T
9. 平川亮 T
10. 松下信治 H
11. 石浦宏明 T
12. 塚越広大 H
13. 関口雄飛 T
14. 伊沢拓也 H
15. 大嶋和也 T
—-以下、リタイア
国本雄資 T
千代勝正 H
ロシター T
ティクトゥム
※結果詳細
[STINGER]山口正己
photo by JRP