珍しいノーコーションレースでニューガーデン完全勝利–インディカー第10戦ロードアメリカGP決勝
2018年インディカー第10戦決勝が、ウィスコンシン州のロードアメリカで行なわれ、ジョセフ・ニューガーデン(シボレー)がスタートからトップを堅持、力強いレースでシーズン2回目のポールtoウィン、キャリア10勝目を飾った。
高速でリスキーなロードアメリカのコースだが、むしろそのリスクをドライバーマネージメントしてか、インディカーとしては珍しいノーコーションのレースとなった。
佐藤琢磨は、予選7番手から序盤にポジションアップ。以後も安定したペースを保って4位に食い込んだ。
途中、アレクサンダー・ロッシに追いついてサイドbyサイドの見せ場を作ったが、ロッシの強引な“押し出し”に遭い、危うい場面があったが切り抜けた。
外から見る限り、アレクサンダー・ロッシがスペースを開けなかったことに問題がありそうに見えたが、ロッシは、「仕掛ける方が責任を持つべき」と反省の色はなかった。
◆佐藤琢磨
「今日はダウンフォースを削っていた。今日は結果を出せてよかった」
「ロッシにはぶつけないようにスペースを開けていたけれど、ロッシはそうしなかった。当たらなくて良いところで当たったので、ちょっと熱くなりました。ペナルティを受けると思ったがなかったですね」
「表彰台に届かなかったけれど、後半に向けていいレースをしていきたいと思います」
次のレースは、7月8日のアイオワ300。オーバルの闘いが待っている。
◆インディカー第10戦ロードアメリカGPトップ10
1. ジョセフ・ニューガーデン C
2. ライアン・ハンターレイ H
3. スコット・ディクソン H
4. 佐藤琢磨 H
5. ロバート・ウィッケンズ H
6. グラハム・レイホール H
7. シモン・パジェノー C
8. スペンサー・ピゴット C
9. エド・ジョーンズ H
10. ジェイムス・ヒンチクリフ H
※C=シボレー / H=ホンダ
【STINGER】
photo by INDYCAR