SF19、走る!!–スーパーフォーミュラの2019モデル初テスト
7月4日水曜日、静岡県の富士スピードウェイで、来期用のスーパーフォーミュラ・マシン『SF19』のシェイクダウンテストが行われた。
あいにくの雨となり、タイムは1分39秒672に留まったが、ホンダ・パワーを搭載するホンダの開発車両のステアリングを握ったDOCOMO TEAM DANDELION RACINGのエース野尻智紀は、「シェイクダウン担当のチャンスをいただいて感謝しています。コース上に川もできていたので、マージンを持ってドライブしました」とコメント。
野尻はイタリア・ヴァラーノでの動作確認テストも担当しているが、「イタリアのヴァラーノでドライで走った時は、ピークのダウンフォースがあると感じ、速くなりそうな感じでした。SF14の延長線上で、ダウンフォースが抜けないように作ったと思いますが、ダウンフォースの前後バランスを取るのが難しいそうなので、エンジニアやチームにとっても、挑戦しがいがあるクルマと思います。決まったらものすごく速いと思います。ひょっとしたら富士の100Rは全開で行けるかも(笑)」とSF19に期待を寄せた。
テストは、明日5日も続けられる。
▲SF14よりも8㎏、現行F1より80㎏軽く仕上げられている。ダウンフォースレベルは、現行F1に限りなく近いという。フロントタイヤは20mm幅広いヨコハマを履く。
▲流麗な再度ビュー。新設計フロアでダウンフォースが増大させたことで、前車接近時に空力バランス変化が少なくオーバーテイクしやすくなっているという。
【STINGER】
photo by JRP