佐藤琢磨3位!!–インディカー第11戦アイオワ・コーン300決勝
インディカー第11戦アイオワ・コーン300がアイオワ州のアイオワ・スピードウェイで行なわれた。0.875マイル=1408.2mを18秒ほどで目まぐるしくグルグルと300周。3度のフルコースコーションが入る目まぐるしい展開で、終盤にペースを上げたジェイムス・ヒンチクリフが、好調のトップから燃費走行を強いられていたジョセフ・ニューガーデンをパスして優勝。インディ500予選落ちの屈辱を払拭した。
予選10番手からスタートした佐藤琢磨は、力強いペースでグイグイと追い上げ、終盤トップに立ったが、ピットのタイミングで5位に後退して300周レースの終盤を迎えた。しかし、残り4周でエド・カーペンティアがハーフスピン、直後にいた佐藤琢磨がカーペンティアのフロントウィングを踏んで万事窮すに見えたが事なきを得、5位を護って走行を続けた。
カーペンティアのスピンでフルコースコーションとなった残り3周のところで、燃料が足らなくなった2位と3位のジョセフ・ニューガーデンとロバート・ウィッケンズが燃料を求めてピットイン。佐藤琢磨は3番手でペースカーチッカーを受け、去年のインディ500以来の表彰台、今シーズン最高位を得た。
「エドと接触したけれど、問題なかったので、イエローにならなければもっと前にいけたと思います。素晴しい仕事をしてくれたチームに感謝します」と佐藤琢磨は笑顔でコメントした。
次のレースは、今回のウィナーのジェイムス・ヒンチクリフの母国カナダで7月15日に決勝レースを行なう。
◆2018インディカー11戦トップ10
1. ジェイムス・ヒンチクリフ H
2. スペンサー・ピゴット C
3. 佐藤琢磨 H
4. ジョセフ・ニューガーデン C
5. ロバート・ウィッケンズ H
6. ウィル・パワー C
7. グラハム・レイホール H
8. シモン・パジェノー C
9. エド・カーペンティア C
10. アレクサンダー・ロッシ H
※H=ホンダ / C=シボレー
【STINGER】
photo by Honda