トムス初の1-2!!–2018スーパーGT第5戦富士500マイル
2018スーパーGT第5戦が8月5日、灼熱の富士スピードウェイで行なわれ、チームTOM’SがスーパーGTで初の1-2フィニッシュを飾った。
SUPER GTでは初、今季シリーズ最長となる500マイル(約800km)で闘われたレースは、獲得ポイントも多く、タイトル争いにも重要な意味を持っていた。予選からレース中盤まではGT-R勢が主権をとって進んでいたが、177周レースの149周目に異変が起きた。スタートから4時間半が経過したところで、トップを走っていたカルソニックGT-Rが突如スローダウン。代わってトップに立った中嶋一貴/関口雄飛のau TOM’S LC500が激しい首位攻防戦を勝ち抜いて優勝、2位にニック・キャシディ/平川亮のKeePer TOM’S LC500と、TOM’S RC-Fが1-2を独占した。
GT300クラスは、高木真一/ショーン・ウォーキンショーのARTA BMW M6 GT3が富士スピードウェイでの強さをあらためて認識させ、高木真一は、20勝目の新記録を樹立した。2位には、嵯峨宏紀/平手晃平のTOYOTA PRIUS apr GTを押さえ込んで、予選4位の谷口信輝/片岡龍也のグッドスマイル 初音ミク AMGが食い込んだ。
公式練習中、立川祐路のZENT CERUMO LC500が、ブレーキトラブルで道上龍がドライブするGT300クラスのModulo KENWOOD NSX GT3に激突するアクシデントが起きたが、ドライバーは無事。車両に大きなダメージを負ったZENT CERUMO LC500は、予選に出走できなかったが、徹夜の作業で決勝日朝に修復を完了、嘆願書を提出してグリッドに並んだが、Modulo KENWOOD NSX GT3は、修復できない壊れ方でレースを断念した。
<2018スーパーGT第5戦結果>
◆GT500
1. au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 177周
2. KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ 177周
3. KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 177周
4. ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 177周
5. RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン 177周
6. フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R J.P.オリベイラ/高星 明誠 177周
7. WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト 177周
8. ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 177周
9. MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 177周
10.WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/山下健太 176周
◆GT300クラス
1. ARTA BMW M6 GT3 高木真一/ショーン・ウォーキンショー 164周
2. グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也 163周
3. TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀/平手晃平 163周
4. LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹/蒲生尚弥 163周
5. HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井翔/近藤翼 163周
6. マネパ ランボルギーニ GT3 平峰一貴/マルコ・マペッリ 162周
7. D’station Porsche 藤井誠暢/スヴェン・ミューラー 162周
8. GAINER TANAX triple a GT-R 星野一樹/吉田広樹 162周
9. UPGARAGE 86 MC 中山友貴/小林崇志 162周
10. K-tunes RC F GT3 新田守男/中山雄一 162周
【STINGER】