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牧野任祐、完璧なレースで初優勝!!–2018FIA-F2第10大会レース1

突然目覚めた牧野任祐。レース1を完全に支配した。

ホンダの一押し育成ドライバーの牧野任祐(ロシアンタイム)が、突然目覚めた。F1イタリアGPのサポートレースとして行なわれているFIA-F2第10大会のレース1で、15番手からスタートし、圧倒的なスピードを見せてF2初優勝を飾った。

与えられるタイヤは、ミディアムとスーパーソフト。牧野は、20台中の僅か3台が選んだミディアム・タイヤを選択してスタートした。チームは、スーパーソフトが3周でタレ始めることを知って、牧野任祐をミディアム・タイヤでスタートさせ、27周までタイヤ交換を引っ張らせてスーパーソフトに交換、残りをその3周で使う作戦を見事に的中させ、牧野がタイヤをいたわりつつ、その作戦を完璧に遂行した。

予選15位からスタートした牧野は、スタートの1コーナーで早くも8番手、4周目に3位、6周目にチームメイトのマルケロフをパスしてトップに立つと、続々とタイヤ交換に入るスーパーソフトでスタートしたライバルを尻目にピットインを引っ張り、30周レースの27周目にスーパーソフトに交換、チームメイトでスーパーソフトでスタートし、ミディアムタイヤに履き替えていたマルケロフの2.5秒ほど前でコースに復帰、余裕で残り3周を走りきり、完璧な形で初優勝を飾った。牧野とマルケロフの1-2は、ロシアンタイム初の1-2フィニッシュとなった。

日曜日に行なわれる上位8台のリバースグリッドで行なわれるレース2でも、追い越しが期待できるコースでの牧野の追い上げが見られるかもしれない。

[STINGER]山口正己
photo by FIA-F2

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