フェラーリ･モンツァ、発進!!
2シーターとシングルシーター。アナタなら、どちらを?
フェラーリは、本拠地マラネロで9月18日に、新たなモデル『フェラーリ･モンツァ』を発表した。同じコンセプトの2台のオープンモデルは、ＳP1とSP2と呼ばれ、どちらもオープンカーで、1がシングルシーター、2が二人乗り。
最大の特徴は、1950年代からインスパイアーされたデザイン。特に、搭乗者の頭の後方にしつらえられるフェァーアリングが、マニアの脳髄を直撃する。
▲こちらは2シーター。
▲シングルシーターもそそるデザイン。
モンツァといえば、イタリアGP会場のオートドロモを思い出すが、いうまでもなく、F1の聖地であり、さらに、1948年の166mm MMとモンツァ750モンツァ、そして860モンツァというラインナップを思い出させる。いずれも、フェラーリが送り出す最高峰のスポーツカーだけに与えられる称号だ。
発表会には、フェラーリのクライアントが呼ばれ、“SP1とSP2のどちらになさいますか?”という質問に、ほとんど全員が“Both!!”（両方!!）と答えたという。
車両重量は、1500kgと15200kgだが、6450ccの65度V12は、0〜100 km/hを2.9秒、0〜200 km/hを7.9秒で到達する。この総重量ながら、バルケッタという車両形態のなかで、カーボンファイバーを多用した軽量化と剛性確保によって強固なシャシーを完成させ、ピュアデザインそのままのスポーツカーハンドリングを実現している。
◆フェラーリ･モンツァ主要諸元
<エンジン>
*タイプ:65度V12
*排気量:6496cc
*最大出力:603kw/8500rpm
*最大トルク:719Nm/7000rpm
98オクタンガソリン
<シャシー>
*全長:4657mm
*全幅:4657mm
*全高:1155mm
*乾燥重量:1500kg（SP1）/1520kg（SP2）
ligteweightオプション装備
<性能>
*0-100km/h:2.0秒
*0-200km/h:7.9秒
*最高速:300km/h
【STINGER】
