注目のFIA-F2のポイント争い!!
27日金曜日にスケジュールがスタートする2018F1GP第16戦ロシアGP。そのサポートレースとして行なわれるFIA-F2のタイトル争いが注目だ。
現在、ポイントを争うのは、ジョージ・ラッセル(ART)とランド・ノリス。ラッセルが219ポイントて、197ポイントのノリスを22ポイントリードしている。
◆10大会終了時点のポイントスタンディング
1. G.ラッセル 219P
2. L.ノリス 197P
3. A.アルボン 176P
4. A.マルケロフ 160P
5. N.デ・ブリース 155P
6. S.セッテカマラ 142P
—-
12. 牧野任祐 45P
18. 福住仁嶺 11P
残りは2大会。レース1はF1と同じく、優勝に25ポイント、レース2の優勝に15ポイントが与えられるから、連勝すれば1大会40ポイント×2の80ポイントが加算でき、計算上では6位のセッテカマラまでチャンピオンの可能性がある。
とはいえ、レース2は上位8台のリバースグリッドになることから、連勝は簡単ではなく、特に拮抗した闘いが続いている今年、2レースを連勝したドライバーはいない。ここまでの流れから、上位の二人のタイトルマッチになると見るのが順当なところだ。
二人は、ノリスはすでに2019年にマクラーレンでのF1デビューが決まっており、ラッセルもメルセデスの若手の筆頭で、8月のF1合同テストではメルセデスのステアリングを握って最速タイムを記録して実力を見せた逸材。二人のバトルが面白くなるのは間違いないところだ。
また、日本から参戦中の牧野任祐と福住仁嶺は、来年もF2を継続して参戦することが決まる方向で、残り2戦のジャンプアップが期待されている。
※牧野任祐と福住仁嶺は2019年のF2継続を“決定”とお伝えしましたが、
契約前であることから、“決まる方向”に修正しました。
[STINGER]山口正己
photo by FIA-F2