トヨタ、着実に1-2–WEC2018-19スーパーシーズン第4戦富士6時間公式練習
初日最速のアロンソと中嶋一貴。
10月12日（金）、静岡県の富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権（WEC）第4戦富士の公式練習初日が行われた。赤旗が多発した荒れた展開の中で、シリーズポイントのリーダーとして「ホーム」富士に凱旋した2台のTS050 HYBRIDが、2度のセッションとも1-2のタイムを記録した。
コース外走行を阻害するために路肩に設置された突起が破損するアクシデントで、両セッションで赤旗中断が発生したが、中嶋一貴／セバスチャン･ブエミ／フェルナンド･アロンソの⑧トヨタTS050 HYBRIDがどちらもトップタイム。2回目に1分23秒973の最速タイムを記録した。
今大会では、TS050 HYBRIDと、ノン･ハイブリッドのライバルとのパフォーマンス差を再調整するために、新たに26kgの重量追加が課され、タイム差は縮まったが、トヨタの1-2に変わりはなかった。
中嶋一貴
「今年も富士に戻ってくることが出来てとても嬉しく思っています。特に今回は念願のル･マンでの勝利の後だけに格別です。長い赤旗中断がありましたが、概ね満足しています。まだやるべきことはありますが、全体的に感触は良く、決勝レースへ向けて順調に仕上がっています」
フェルナンド･アロンソ
「良い一日でした。黄旗や赤旗が多かったため、期待していたほどの周回は出来なかった。特に、私にとっては初めてWECで富士を走るので、もう少し走りたかった。明日もトラブルの無い一日であることを祈ります」
明日土曜日に予選、日曜日の6時間の決勝レースが行なわれる。
◆WEC第4戦 富士6時間 公式練習2回目結果（LMP1クラス）
1. 8 中嶋一貴/S.ﾌﾞｴﾐ/F.ｱﾛﾝｿ ﾄﾖﾀTS050 HYBRID 1:23.973
2. 7 小林可夢偉/M.ｺﾝｳｪｲ/J.M.ﾛﾍﾟｽ ﾄﾖﾀTS050 HYBRID 1:25.068
3. 3 T.ﾛｰﾚﾝ/M.ﾍﾞｼｪ/G.ﾒﾈｾﾞｽ ﾍﾞﾘｵﾝR13･ｷﾞﾌﾞｿﾝ 1:25.697
4. 11 V.ﾍﾟﾄﾛﾌ/M .ｱﾚｼﾝ/J.ﾊﾞﾄﾝ BRｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞBR1･AER 1:25.801
5. 1 A. 1:2ﾛｯﾃﾗｰ/N.ｼﾞｬﾆ/B.ｾﾅ ﾚﾍﾞﾘｵﾝR13･ｷﾞﾌﾞｿﾝ5.931
6. 17 S.ｻﾗｻﾞﾝ/I.ｵﾙﾄﾂｪﾌ/M.ｲｻｱｷｬﾝ BRｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞBR1･AER 1:27.664
7. 4 O.ウｪｯﾌﾞ/T.ﾃﾞｨﾙﾏﾝ/J.ﾛｼﾀｰ ｴﾝｿ･CLM P1/01･ﾆｽﾓ 1:28.209
8. 10 B.ﾊﾝﾘｰ/J.ｱﾚﾝ BRｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞBR1･ｷﾞﾌﾞｿﾝ 1:28.914
【STINGER】
photo by GAZOO RACING
