インディ500の悲しいクラッシュ–嗚呼、ノンスポンサーのカイザー!!
スポンサーがなく、走行することで資金援助の窓口を求めていたカイル・カイザーカイザーが非情なオーバルの餌食になった。第103回インディ500の予選を前にした最終プラクティスの出来事だ。
カイザーのゼッケン32の白いボディが、スピンから外側のセフティバリアに弾かれて、めくれあがりつつコースを横断、内側の壁にヒットして止まったときに、アナウンサーが、「パーツがないのに!!」と絶叫した。
2日目にクラッシュしたフェルナンド・アロンソとフェリックス・ローゼンクヴィストは、修復したマシンで最終日を走ったが、3日目に7番手タイムまで調整を進めていたカイル・カイザーの第103回インディ500は、事実上、終わらざるを得ない状況になった。
[STINGER]山口正己
movie by NBC Sports