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パジェノー、インディ500初勝利、琢磨3位!!

ポールポジションから優勝したシモン・パジェノー。

第103回インディアナポリス500マイルは、26日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで決勝レースを行ない、ポールポジションからスタートしたシモン・パジェノーが終盤のスペクタクルな先陣争いを制して優勝した。

インディ500の“約束”通り、残り30周ほどから、ため込んがエネルギーが炸裂し、激しいデッドヒートが始まった。激しさを増すとリスクも増える。だれも引かない状況の中で、181周目にアクシデントが起きた。

セバスチャン・ブルデーのインを刺そうとしたグラハム・レイホールが、ブルデーの幅寄せでイン側の草地に押し出されて2台ともスピン、後続3台もスピンしてフルコースコーションの後に赤旗が提示された。

散乱したパーツの片づけが済んで、再スタートは188周目。ピットインのタイミングで一時は2週遅れに後退していた佐藤琢磨は、フルコースコーションが出されるタイミングでピットインを済ませていたことで一気にポジションアップ。新しいタイヤで5番手から再スタートすることになり、シモン・パジェノー、アレクサンダー・ロッシ、そして佐藤琢磨の三つ巴が最大のみどころになった。

ピット作業で遅れ、一時は31位まで後退した佐藤琢磨が、3位まで追い上げる奇跡を起こした。

ロッシとパジェノーは二度ポジションを入れ換えたが、シモン・パジェノーは、ペンスキー・レーシングのセットが決まり、アウトまで出るレコードラインではなくインサイドを小さく回るライン取りが可能だった。2台のペースは安定して速く、佐藤琢磨は後方で2台の争いを眺めるしかなく2017年の再演はならなかった。

シモン・パジェノーは、インディ500史上4人目のフランス人ウィナーとなったが、パジェノーの前の最後に勝ったフランス人は、1914年のルネ・トーマで、シモン・パジェノーは、実に105年ぶりという歴史的なウィナーとなった。

◆第103回インディ500結果
1. シモン・パジェノー C
2. アレクサンダー・ロッシ H
3. 佐藤琢磨 H
4. ジョセフ・ニューガーデン C
5. ウィル・パワー C
6. エド・カーペンティア C
7. サンティノ・フェルッチ H
8. ライアン・ハンターレイ H
9. トニー・カナーン C
10. コナン・デイリー H
11. ジェイムス・ヒンチクリフ H
12. ジェイムス・デビソン H
13. エド・ジョーンズ H
14. スペンサー・ピゴット C
15. マティアス・リースト C
16. ピッパ・マン C
17. スコット・ディクソン H
18. エリオ・カストロネベス C
19. セイジ・カラム C
20. J.R.ヒルデブランド C
21. ジャック・ハーベイ H
22. オリオール・セルビア H
23. マーカス・エリクソン H
24. ジョーダン・キング C
25. チャーリー・キンボール C
26. マルコ・アンドレッティ H
27. グラハム・レイホール H
28. フェリックス・ローゼンクヴィスト H
29. ザック・ヴィーチ H
30. セバスチャン・ブルデー H
31. カイル・カイザー C
32. ベン・ヘンリー C
33. コルトン・ヘルタ H

[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR

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