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ディクソン、ベテランの味–2019NTTインディカー第8戦シボレー・デトロイトGP

ベテランの味を見せ、最後はきっちりスパートして1年ぶりの勝利を飾ったスコット・ディクソン。

2019NTTインディカー第8戦のデトロイト・グランプリのダブルヘッダー2日目のレース2は、雨に祟られた昨日とは打って変わった好天の下で熱戦を展開、スコット・ディクソンが70周レースを勝ち抜いた。

ドライとなっても、バンピーでリスクの高いコースで、接触やスピンが相次いてフルタースコーション4回の荒れた展開となり、最後は、残り3周でリスタートが切られる超スプリントとなったが、ベテランのスコット・ディクソンが2018トロント以来の勝利をもぎ取った。

佐藤琢磨は、午前中に行なわれた予選で16番手と揮わなかったが、残り10周まで表彰台が狙える位置に追い上げて期待された。しかし、7番手からウィル・パワーをとらえて上位を狙い、ウィル・パワーとの接触をさけようと加速が鈍ったところでライアン・ハンターレイとアレクサンダー・ロッシに抜かれる際に軽く接触、スローパンクチャーでピットインを強いられ、13番手に甘んじたが、最終ラップまで諦めずに順位を上げる積極的なレースを、「最後は2台抜けたけれど、全体にスピードが足らないですね。レースで1ほ5秒遅かった。そこを何とかしたいです」と振り返った。

シボレーの地元で冠スポンサーでありながら、シボレー・ユーザーは、3位の次は14位と、ホンダ・パワーが炸裂したレースとなった。

次の第9戦は、オーバルのテキサス・スピードウェイで、6月9日に決勝れーすを行なう。

◆インディカー第8戦トップ10
1. スコット・ディクソン H
2. マーカス・エリクソン H
3. ウィル・パワー C
4. ライアン・ハンターレイ H
5. アレクサンダー・ロッシ H
6. マルコ・アンドレッティ H
7. グラハム・レイホール H
8. ザック・ヴィーチ H
9. セバスチャン・ブルデー H
10. サンティノ・フェルッチ H
15. 佐藤琢磨 H
※H=ホンダ / C=シボレ

[STINGER]山口正己
photo by Honda

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