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ニューガーデン、激戦を勝ち抜き今期3勝目–インディカー第9戦

アレクサンダー・ロッシとの迫真のトップバトルを勝ち抜いたジョセフ・ニューガーデン。

テキサス・モーター・スピードウェイで6月8日に2019NTTインディカーシリーズ第9戦の決勝が行なわれ、2度のフルコースコーションが起きる荒れた展開のレースでジョセフ・ニューガーデン(シボレー)が優勝した。

ポールポジションからスタートした佐藤琢磨は、スコット・ディクソンを押さえ込んで快調に周回を重ね、65周目に最初のピットインしたが、ピットクルーを跳ねた後にピットウォールにヒット。大きくポジションを失って、2周遅れでピットアウト。次の周にペナルティのピットストップで3周遅れの22番手に後退。そこから追い上げたが15位でチェッカードフラッグを受けた。

佐藤琢磨は、「完全な自分のミスで、オーバーシュートしました。危うく素晴しいクルマを作ってくれたクルーに怪我をさせそうになって申し訳ない気持ちで一杯です」と悔しいレースを振り返った。

佐藤琢磨が後退した後、ライアン・ハンターレイ、スコット・ディクソン、アレクサンダー・ロッシ、コルトン・ヘルタ、ジョセフ・ニューガーデン、セバスチャン・ブルデーとトップが激しく入れ代わる展開で、残り23周で2回目のフルコースコーションからのリスタートに。

コルトン・ヘルタがトップのスコット・ディクソンのインサイドに並んだが、スコット・ディクソンが寄せる形で接触、2台ともスピン。アレクサンダー・ロッシがギリで逃避。ジョセフ・ニューガーデンとの激しいトップバトルとなった。

残り4周。ロッシが虎視眈々と狙うが、ニューガーデンはしっかりインを守って空けず、10周分新しいタイヤのジョセフ・ニューガーデンが逃げきって今期3勝目、インディカー13勝目を手に入れた。

okのインディカー第10戦は、ウェスコンシン州エルクハートレイクのロードアメリカ。23日日曜日に決勝が行なわれる。

◆2019NTTインディカー第9戦トップ10
1. ジョセフ・ニューガーデン C
2. アレクサンダー・ロッシ H
3. グラハム・レイホール H
4. サンティノ・フェルッチ H
5. ライアン・ハンターレイ H
6. シモン・パジェノー C
7. マーカス・エリクソン H
8. セバスチャン・ブルデー H
9. ウィル・パワー C
10. マルコ・アンドレッティ H
15. 佐藤琢磨 H
C=シボレー / H=ホンダ

[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR

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