不完全燃焼のコースレコード–スーパーフォーミュラ第4戦菅生予選
2019スーパーフォーミュラ第4戦の予選が、雨模様のスポーツランド菅生で行なわれ、山本尚貴がコースレコードでポールポジションを決めた。
山本尚貴が唯一の1分03秒を記録し、Q2のトップ9がコースレコードを上回った。
距離の短いスポーツランド菅生での渋滞緩和のため、予選がA、B二組に分けられるなど、新たな工夫が凝らされて予選が行なわれたが、Q2まで泣きだしそうだったから雨粒がコースに落ちる中で上位8台によるQ3が始まり、ナカジマのアレックス・パロウと牧野任祐が相次いでスピンからバリアにクラッシュ。赤旗が提示され、白熱の予選に水が差された。セッションはそこで中断となり、煮え切らない形で終了した。
ポールポジションの山本尚貴は、「もういちときちんとアタックする中でポールポジションを決めたかったのでスッキリしない」としたが、午前中最速だったがQ2に敗退した関口雄飛や、第2戦のウィナーニック・キャシディや、ルマン24時間連覇の世界チャンピオン中嶋一貴のノックアウトなど、他のドライバーも、その鬱憤を明日の決勝で晴らすことになった。
◆スーパーフォーミュラ第4戦予選トップ10
1. 山本尚貴 H
2. アレックス・パロウ H
3. 野尻智紀 H
4. ルーカス・アウワー
5. 塚越広大 H
6. 小林可夢偉 T
7. 福住仁嶺 H
8. 牧野任祐 H
9. 平川亮 T
10. 石浦宏明 T
※H=ホンダ/T=トヨタ
【STINGER】
photo by Honda