山下健太、WECで世界へ!!
心境著しい山下健太が、TGR WECチャレンジドライバーに選出され、WECの2019-2020シーズンからLMP2クラスに参戦する。
TGR(トヨタ・ガズー・レーシング)は、市販に向けて開発中のGRスーパースポーツをベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両でWECの 2019-2020シーズンを戦うが、現在WEC LMP1クラスに参戦中の中嶋一貴、小林可夢偉に続くドライバー育成のため、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)に、「TGR WEC チャレンジドライバー」 を新設して山下健太を選出。山下健太を、WEC 2019-2020シーズンHigh Class RacingのLMP2クラスに乗せる。
山下健太は、2012のスーパーFJチャンピオンを機に2013年FTRSスカラーシップを得てFCJ(フォーミュラチャレンジジャパン)でチャンピオンを獲得。2014年全日本F3にステップアップし、2016年にチャンピオンを獲得。2017年からスーパーフォーミュラにステップアップ、2018年にはSUPER GT GT500クラスに参戦。SUPER GTの2019年第4戦ブリーラムで初優勝を達成し、ここまで順調にステッアップを果たしている。
2019年のSUPER GT/スーパーフォーミュラに引き続き参戦しながら、WEC 2019-2020シーズンのル・マン24時間を含む全戦に参戦する予定で、7月23日-24日にバルセロナで行われるプロローグテストからチームに合流する。
山下健太のコメント
「WEC2019-2020シーズンのLMP2クラスに参戦することになり、本当にうれしく思っています。貴重な機会を与えていただいたTOYOTA GAZOO RacingとHigh Class Racingの方々に感謝します」
「WECは世界中のさまざまなサーキットで開催されますし、LMP2は非常に競争の激しいクラスでもありますので、挑戦のしがいがあります。英語を含め、多くのことを学ぶ必要がありますが、7月から始まるテストが待ちきれません」
山下を迎えるHigh Class Racingは、デンマークのWECチーム。ゼッケン33のオレカ07にギブソン・エンジンを搭載するLMP2Gibsonクラスの常連。チームメイトは、デンマークのアンドレアス・フジョードバッハと、アメリカのマーク・ペターソン。
[STINGER]山口正己
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