インディカー第13戦ミドオハイオの佐藤琢磨
7月28日にオハイオ州レキシントンのオハイオ・スピードウェイで行なわれたNTTインディカー第13戦の決勝で、18番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、19位でレースを終えた。
オープニングラップでマーカス・エリクソンと接触し、左フロント・タイアをパンク。次のコーナーではアウトにはらんで小石を巻き上げ、給油口にダメージを負った琢磨は、ピットでタイヤを交換、次のピットストップではマシンに巻き込んでいた小石を取り除く作業を行なってラップダウンとなった。しかし、給油口の問題から燃料タンクを完全な満タンにすることができず、ゴールマデ3周のところでスプラッシュ&ゴーを行なって19位でフィニッシュした。
佐藤琢磨のコメント
「スタートはその後の展開が読みにくい状況でしたが、ボクの目の前はクリアで、十分な距離があると思っていたところ、アコーディオン現象が起きます。リプレイによれば、アウト側にはらんだヒンチ(ジェイムス・ヒンチクリフ)がスローダウンしたため、チームメイトのマーカス(エリクソン)がインサイドに飛び込んだものの、その角度が悪かったためにボクが避けられず接触。左フロントタイアをパンクさせてしまいました」
「次のコーナーでアウトに膨らんで小石を拾ってしまいました。その後のペースはトップを上回るほど速かったのに、ダメージを負った給油口でタンクの90%までしか給油できず、完全な満タンにできなかったために当初の予定の2ストップが実現できませんでした」
「終盤はイエローを期待したものの、これもかなわなかったのでスプラッシュ&ゴーを行ないました。とても困難なレースでした」
次戦は、夏休みを挟んで、8月18日にトライアングルオーバルのポコノ・スピードウェイで第14戦を行なう。
【STINGER】
photo by Honda