インディカーのスタートでいきなり、琢磨を含む上位5台がマスクラッシュ!!
インディカー第14戦ABCサプライ500の決勝が、ペンシルバニア州ポコノ・レースウェイでスタートしたが、スタート直後に、佐藤琢磨を含む先頭集団5台が巻き込まれるクラッシュが起きていきなり赤旗中断となった。
ce人で予選2番手のアレクサンダー・ロッシが出遅れてジリジリと順位を落とし、アウト側から佐藤琢磨が仕掛けた際に、ロッシの右前輪と琢磨の左後輪が接触し、スピンして内側バリアから跳ね返ったところでローゼンクビストが激突、琢磨はバリアにクラッシュして逆さに着地した。
巻き込まれた5台は、アレクサンダー・ロッシ(H)、ライアン・ハンターレイ(H)、佐藤琢磨(H)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(H)、ジェイムス・ヒンチクリフ(H)。ロッシが予選2位、ハンターレイが同6位、琢磨7位、ローゼンクビスト9位、ヒンチクリフ10位と、全員がトップ10内のトップランナー。マシンが転倒した琢磨を含め、ドライバーは全員“okey”だったが、キャッチフェイスの修復を済ませ、2時間ほどで再スタートした。
同じポコノで昨年、瀕死の重症を負い、現在リハビリと戦っているローバート・ウィケンズは、自身のツイッターで、アクシデントの直後に、以下のようなコメントを寄せた。
「インディカーがポコノでレースをしてはいけないことをみんなが認識する前に、何度、同じ経験をするのだろう。その有毒な関係から縁を切ることを検討する時だと思う。私が知る限り、(5台が巻き込まれた)酷いクラッシュで、ドライバーがOKでよかった」
[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR