最後の運転はサーキットで
10月20日に富士スピードウェイで-日本のレースの歴史を築いた往年の名レーサーたちが参戦して行なわれたレジェッドカップ。参戦者の一人である大岩湛矣さん(80歳)は、この日を限りに運転を封印した。
舘信秀さんと共にトムスの創始者として知られる大岩さんは、1968年日本GPのS&Tクラスにトヨタ1600GTでの優勝などの戦績を残されているが、レースの翌日の2019年10月21日が免許証の最終日の日付で、この日のサーキット走行を最後に、ステアリングを置いた。
無事にチェッカードフラッグを受けた大岩さんは、「最後にいい思い出ができました」と笑顔を見せた。
[STINGER]山口正己
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