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ヌービル大逆転優勝!!–WRC開幕戦ラリー・モンテカルロ

最終日に駿足をみせ、ヤリスWRCをうっちゃったメービルのヒュンダイ。

世界ラリー選手権開幕戦のラリー・モンテカルロは、26日に最終日を迎え、GAZOO RACINGのヤリスWRCの1-2フィニッシュと思われたが、ヒュンダイのティリエー・ヌービルがヒタヒタと忍び寄り、トップに立ってモンテカルロ初勝利を飾え、ヤリスWRCのオジエとエバンスは、ポディウムに上がったものの、2位と3位の苦いシャンパンを味わった。

最終日デイ4は、モナコを基点に行われ、北側のフランスの山中で2本のステージを各2回走行。日中のサービスは設定されず、4本のSSの合計距離は63.54km。前日のデイ3では、オジエとエバンスが激しい首位争いを展開し、エバンスが総合1位、オジエが4.9秒差の総合2位と、ヤリスWRCが1-2体制を築いていたが、最終日はオジエと1.5秒差の総合3位につけていたヒュンダイのヌービルが快調にSSをこなしてトップを奪った。

それでも僅差の戦いは最終ステージまで続き、エバンスとのチーム内バトルを制したオジエが総合2位でフィニッシュ。ボーナスポイントがかかる最終SS「パワーステージ」もヌービルのものとなり、計4本のベストタイムを刻むなど、時にはラリーをリードしたエバンスは、モンテカルロでのベストリザルトとなる総合3位を得たが、悔しい思い出となった。

また、今回初めてヤリスWRCでモンテカルロに挑んだ、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、自己最高リザルトとなる総合7位でフィニッシュ。貴重な経験と、ドライバーズポイントを獲得した。

◆ラリー・モンテカルロ デイ4の結果
1. ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー ヒュンダイ i20クーペ WRC 3時間10分57.6秒
2. セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +12.6秒
3. エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +14.3秒
4. エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +3m09.0秒
5. カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +4m17.2秒
6. セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +5m04.7秒
7. 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +11m27.9秒
8. エリック・カミリ/フランソワ-クサビエ・ブレジ (シトロエン C3 R5) +13m42.2秒
9. マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +14m21.8秒
10. ニコラス・シャミン/ヤニック・ロシュ (シトロエン C3 R5) +15m04.0秒

WRC第3戦は、2月13日から16日のラリー・スウェーデン。シーズン唯一のフルスノーラリーであり、最もスピードの高いラリーとして長い歴史と高い人気を誇るクラシックイベント。スウェーデンだけでなく、国境を越えて隣国のノルウェーにもSSが広がる。

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photo by Hundai Motosports

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