坪井翔がバーチャルSFスペシャルラウンド優勝!!
スーパーフォーミュラの主催者である株式会社日本レースプロモーションが「JAF認定 スーパーフォーミュラ・ヴァ―チャルシリーズ スペシャルラウンド」を開催し、予選2番手からスタートしたJMS P.MU/CERUMO・INGINGの坪井翔が波瀾のレースを制覇した。
5月14日に開催されたレースは、ドライバーはもちろん、実況や解説者全員が“本物”。それぞれ主に自宅からレースに参加。使用SIMは、リアル・ドライビングシミュレーターのプレイステイション4用ソフトの『グランツーリスモSPORT』。リアルの第3戦に予定されていたオートポリスを舞台で、予選は、ひとりずつタイムアタックを行なう『スーパーラップ方式』、決勝は、タイヤ交換義務付けの32周(約150km)で行なわれた。
予選では、最初にアタックしたサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が、いきなり1分25秒517の好タイム、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)のリアルのコースレコード1分25秒799を上回ったが、2人目の大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が、1分23秒台に入れてポールポジション。2番手に坪井、3番手に福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION)が続いた。
注目されたのは、野尻智紀(TEAM MUGEN)。参戦のハードルを下げるために、ハンドルではなくノーマルのゲームコントローラーで参戦して5番に食い込んだ。
レースは、スタートの1コーナーで、好スタートの福住が、野尻に押されてコースアウト。これに大湯も巻き込まれ、代って可夢偉がトップに立って4周してピットイ、給油とタイヤ交換を終えてコースに戻ったが、通信エラーの幕切れだったが、平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と坪井の優勝争いや、大湯と山下健太3位争いが最終ラップまで続いた。
しかし、トップの平川は、最終ラップで燃料給油のピットイン。3番手を争っていた大湯も第2ヘアピンで燃料が尽き、坪井がトップチェッカーを受けた。
◆SFヴァ―チャルシリーズ・スペシャルラウンド トップ10
1. 坪井 翔 T
2. 平川亮 T
3. 山下健太 T
4. 関口雄飛 T
5. 石浦宏明 T
6. 福住仁嶺 H
7. 中嶋一貴 T
8. 野尻智紀 H
9. サッシャ・フェネストラズ T
10. 国本雄資 T
【STINGER】
photo by JRP