琢磨2番手!! アロンソ接触!!–インディ500波乱の二日目
23日決勝に向けて動き始めたインディ500の2日目のプラクティスで、佐藤琢磨が2番手を記録した。最速は、インディカー・シリーズをリードするスコット・ディクソンの226.102マイル/hだった。
ディクソンは、初日水曜日は224.047マイル/hで3番手だったが、ここまでのシリーズを3連勝している勢いを見せ、勇躍トップに躍り出て、「明日のファースト・フライデに向けて、わくわくしているよ」と笑顔を見せた。
ゼッケン30のパナソニック・ピープル・レディ・ホンダに乗る琢磨が、225.693マイル/hでディクソンに続き、マルコ・アンレッティが225.249マイル/hで3位。4番手にシボレー・ユウザーのコナー・デイリーが入ったが、ホンダは上位6台のうち5台を占めて好調。
アレックス・パロウが、ルーキーらしからぬ落ち着いた走行で、224.971マイル/hの5番手。
世界三大レースの制覇を狙うフェルナンド・アロンソは、224.363マイル/hで8番手のスピードを記録していたが、プラクティス終了の50分前に左前輪をターン4出口のセフティ・バリアに当て、ゼッケン66のルオフ・アロー・マクラーレンSPシボレーはハーフ・スピン!! ピット入り口の壁のインサイドに右サイドから接触、不名誉な今回初のアクシデントを喫したが、マシンの損傷具合は中程度で済んでいる。
アロンソは、佐藤琢磨が勝った2017年の初挑戦のレースのスタートを前に、「半分組上がったパズルをレース中に完成させたい」とコメントして、序盤をリードしてが、エンジン・トラブルで惜しくもリタイア。2年目の2018年はクラッシュを演じ、今回も、パズルを一コマずつ埋める作業を覚悟したが、「カラダは大丈夫、クルマを修復して、明日、挽回したい」と前向き。
◆第104回インディ500プラクティス2日目トップ10
1. スコット・ディクソン H
2. 佐藤琢磨 H
3. マルコ・アンドレッティ H
4. コナン・デイリー H
5. アレックス・パロウ H
6. コルトン・ハータ H
7. チャーリー・キンボール C
8. フェルナンド・アロンソ C
9. ジェイムス・デビソン H
10. オリバー・アスキュー C
24. フィリックス・ローゼンクビスト H
※H=ホンダ / C=シボレー
【STINGER】
photo by INDYCAR