アレックス・パロウ、2021年はチッブ・ガナッシへ!!
スペイン出身23歳のアレックス・は、NTTインディカーにデビューした2020シーズンにめざましい活躍をし、2年目にいきなりトップ・チームのチッブ・ガナッシと契約にこぎ着けた。
チップ・ガナッシには、すでに6回のインディカー・チャンピオンであり50勝を誇るスコット・ディクソン、7回のNASCARカップシリーズチャンピオンのジミー・ジョンソン、そしてF1からインディカーに転身したマーカス・エリクソンとチームが先輩ドライバーとして2021年のシートを確保しているが、パロウは4人目として参加。ホンダのパートナーシップの詳細は、追って発表される。
パロウは、「チップ・ガナッシのステアリングを握ることは、まさに夢の実現です」と興奮気味に語った。
「ボクは、ずっとチームを見てきたのは、競争したいと思うチームとオーナーです。スコット(ディクソン)は、50勝と6回目のタイトルを獲得したので、チームメイトにこれ以上何も求めることはできません」
「マーカス(エリクソン)やジミー(ジョンソン)ともより多くの時間を一緒に過ごしてチームに貢献することができるよになる日が待ちきれません」
パロウは、ルーキーイヤーの2020年を、デイル・コイン・レーシングwithとチーム郷で闘い、初参加のインディ500では、最後に9人が残るファスト9シュートアウトを獲得。チャンピオンシップ・ポイントは16位に終わったが、ルーキーof theイヤーで2位を得た。
2019年から2年間を日本のスーパーフォーミュラとスーパーGTでの活躍は記憶に新しい。
チップ・ガナッシ・レーシングのマイク・ハル・マネージング・ディレクターは、「若いドライバーの成長を見るのが好きですが、今年のインディカーのレースは、事前のコースサーベイがなく、アレックスのような若いドライバーにとって非常に困難でした。また、プライベートチームのテスト、オープンテスト、3日間の週末の練習もなかったけれど、その中でアレックスは素晴しい仕事をしました」
「そしてチップは才能を見抜く大きな目を持っていますが、アレックスは、品質チーム、品質エンジニアリング、クォリティの総てに優れ、1年間の“テスト”に非常によく立ち向かいました」
日本に深く関係し、関係者が絶賛するパロウの2021年禍が待ち遠しい。
[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR