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トヨタTS050、ラストレースで調な滑り出し

2019-2020WEC(FIA世界耐久選手権)第8戦『バーレーン8時間』の公式練習初日が、12日の夜間、バーレーンのザヒール・サーキットで行なわれ、トヨタTS050ハイブリッドの8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー) と7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ-マリア・ロペス)が順当に1-2のタイムを記録した。

9月のルマン24時間レース以来となるサーキットに戻ったTS050 HYBRIDは、2021年シーズンからハイパーカー規定になることで、LMP1車両としては最後のドライバーズチャンピオンを決定するレースとなる『バーレーン8時間』に向けた準備を順調に進めた。

12日の夕方6時に始まった公式練習1回目は、気温28度。第7戦終了時点でランキングトップのセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブブレンダン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が1分43秒457でトップタイムをマーク、同ランキング2位のマイク・コンウェイ、小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペスの7号車は、1分43秒949で2番手。初日のセッション、2台は順調にセットアップの周回を重ね、2台合計73周、395kmを走破した。

トヨタ・ガズー・レーシングは、前戦ル・マン24時間を終えた時点で、2018-2019年シーズンに続き、2年連続チーム部門での世界タイトルを確定しており、残るドライバーズタイトルは、7号車、8号車のどちらか、14日(土)の決勝レースで勝利した方が獲得することになる。

7号車は2019年12月のバーレーン戦で勝利を挙げているため、今回は、ランキング2位の7号車と比較し、現時点での選手権ポイントの差から算出された、1周あたり0.54秒差にあたるサクセス・ハンディキャップがランキング首位の8号車へ課せられる。

明日13日(金)は昼間に2度の練習走行を行なった後に夜間セッションとして予選を実施。この予選でポールポジションを獲得した車両が、まず最初に1点を獲得することになる。

小林可夢偉(7号車)
「セッション終盤に摩耗してきたタイヤで数周しただけですが、ペース悪くなく走れました。ここバーレーンの路面は、いつも最初の練習走行ではグリップが低く、この後どう変化していくかを見極める必要があります。まだレースウィークは始まったばかりで、この後の2日間で我々チーム2台の相対するパフォーマンスは変わっていくでしょうし、明日になれば路面や車両調整などより分かってくると思います」

マイク・コンウェイ(7号車)
「今日は順調でした。セッション前半は各種チェックに費やし、セッティングの方向性が正しいことを確認しました。グリップは良いのですが、今日はタイヤの摩耗が激しく、それをはかった上で車両のバランスを見出していくことになります。また、私が走行していたときはコース上のトラフィックが激しく、ラップタイムはあまり参考にならないと思います」

ホセ-マリア・ロペス(7号車)

「数多くの車両チェックをこなし、我々にとっては良いスタートとなりました。まだ結論を出すには早すぎますが、我々はバランスを調整し、システムや燃料カット、ブースト配分など様々な領域の作業を開始し、多くのデータを収集しました。今日のセッションは満足行くものとなり、明日も楽しみです」

中嶋一貴(8号車)
「いくつかの異なるパートの調整を行ない、サクセス・ハンディキャップへの最適化にもトライしました。まだセットアップ面でやることは残っていますが、レースウィーク最初のこの段階では予定通りです。今日は、7号車とやや大きな差がつきましたが、2台共に決勝レースへ向けて改良を進めていくので、この公式練習1回目だけではまだ何も分かりません。明日金曜日がどうなるかだと思っています」

セバスチャン・ブエミ(8号車)
「今日は早い時間からサーキットに来ていましたが、TS050 HYBRIDをドライブできたのは、ようやく夜間に入ってからで、長い一日でした。周回数は少なかったのですが、良い調整ができました。今回のレースはTS050 HYBRIDをドライブできる最後のレースになるので、とにかく楽しみたいと思っています。まずは今日のセッションで収集した全てのデータを分析し、明日へ向けて改良を進めていきます」

ブレンドン・ハートレー(8号車)
「今日の公式練習1回目はトラブルなく、テストプログラムも上手く行きました。サクセス・ハンディキャップにより7号車と大きな差があることは分かっていますが、その差を縮めるべく、車の全てを絞り出したいと思っています。今日の練習走行は順調で、予定していた全ての内容をこなすことができたので満足しています」

WEC第8戦バーレーン8時間公式練習1回目結果(総合順位)
1. 8 セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー トヨタ TS050 HYBRID 1:43.457
2. マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス トヨタ TS050 HYBRID 1:43.949
3. フリッツ・ヴァン・イアード/ギド・ヴァン・デル・ガルデ/ニック・デ・フリース オレカ07-Gibson 1:47.955
4. トーマス・ローランド/アンドレ・ネグラオ/ピエール・ラグ アルピーヌA470-Gibson 1:48.126
5. ロベルト・ゴンザレス/アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ/アンソニー・デビッドソン オレカ07-Gibson 1:48.303

【STINGER】
photo by GAZOO RACING

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