佐藤琢磨14位–インディカー第4戦テキサス レース2
2021年5月2日にテキサス州フォートワースでダブルヘッダーで行なわれたオーバルの2021年NTTインディカー第4戦で、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのパナソニック/Mi-Jack ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨は14位でフィニッシュした。
予選が悪天候でキャンセルされたため、琢磨はポイントランキングに従って11番グリッドからスタートしたが、オープニングラップの多重クラッシュの影響で最初の18ラップはフルコーションとなり、そのリスタートで琢磨はハータをパスして10番手に進出したが、59周目にはローゼンクヴィストの先行を許して11番手に後退。64周目には最初のピットストップで、右リアタイヤがインパクトレンチのトラブルに見舞われて遅れ、16番手でコースに復帰。119周目にコーション中に2度目のピットストップを実施。15番手でレースを再開した。
166周目には13番手から3番手のピットストップを行ない、ライバルのピットインで首位に浮上。そのまま12ラップを周回、その後211周目のピットストップで14番手でコースに復帰し、そのままゴールした。
佐藤琢磨
「テキサスのレースはボクたちにとって不運なもので、なにもかも裏目に出てしまいました。スタートはうまくいき、その後はトップ10圏内で周回を重ねていきまが、最初のピットストップのトラブルでラップダウンとなりました。その後、懸命に追い上げてリードラップに返り咲きました」
「そこまではよかったものの、そこで僕たちはライバルと異なる戦略、異なるピットシーケンスで走行し、これはうまくいっているようにも思えたのですが、その後、イエローに捕まってしまいます。これで僕たちの戦略は台無しになり、ふたたびラップダウンとなりました」
「難しいレースでしたが、いいデータが手に入ったものと期待しています。次戦のインディGPまでにはオフがあり、これに続いてインディ500が行われます。もちろん、僕たちはシーズン最大のレースを楽しみにしているところです」
次のインディカー・シリーズは5月15日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイのインフィールドの『GMR GRAND PRIX』に続いて、天王山のインディ500を迎える。
【STINGER】
photo by INDYCAR