パロウ優勝、琢磨12番手–2021インディカー第14ポートランド
9月11日に、オレゴン州ポートランドで予選を行なった2021インディカー第14戦で、佐藤琢磨は26番手に甘んじた。
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 パナソニック/Mi-Jack ダラーラ・ホンダに乗る佐藤琢磨は、最初のプラクティスでエンジンに問題があったために3周しか走行できず、最下位の27番手。
まったく準備ができていない状態で臨んだ公式予選の第1セグメントでは59秒1953をマークしてグループ2の12番手となったが、エンジン交換のペナルティを受け、明日の決勝レースには26番グリッドから挑むことになった。
公式予選に続いて最終プラクティスを行なった後、明日は現地時間の午後に決勝レースが行なわれる。
佐藤琢磨
「苦しい1日でした。公式予選前に走行できる機会は1回目のプラクティスだけでしたが、ここで新しいエンジンを投入したところ、どうやら問題があったようで、プラクティスでは事実上、ラップタイムを記録することができませんでした」
「毎回、接戦となるポートランドではコンマ1秒のタイム差が大きな順位の変動につながるため、これはとても苦しい展開です」
「結局、まったくマシーンの状態が掴めないまま公式予選に臨んだので、最初のうちは非常に難しいチャレンジとなりました。それでも全力を投じて第1セグメントで敗退となりましたが、あと一歩で第2セグメントに進出できるタイムを残すことができました」
「マシーンはコンペティティブなようです。レース前にはもう1回プラクティスがあるので、ここでライバルたちに追い付き、後方グリッドから追い上げた2018年のようないいレースを演じたいと思っています」
「しかも、僕たちはエンジン交換に伴うペナルティを受けるので、日曜日のレースはとてもエキサイティングなものになるでしょう。いずれにしても全力を尽くします!」
【STINGER】
photo by Honda