勝田、ラリー北海道を制覇
TOYOTA GAZOO Racinは、2021年からGRヤリスをベースとする「GR YARIS GR4 Rally」を投入し、最上位カテゴリーであるJN1クラスに挑戦しているが、第8戦横手ラリー(8月20日〜22日)の中止による約2カ月のインターバルを待ったラリー北海道。グラベル路でのテストを実施したトヨタ・ガズー・レーシングが、例年よりも規模が縮小されたとはいえ、シリーズ屈指の難易度は変わらない『ラリー北海道』に参戦した。
ラリー初日、勝田がSS3でトップタイムを記録、SS5で僅差の首位に浮上。SS6で再びトップタイムで、2位以下に9.2秒差に拡大して初日を終えた。
3つのSSを走行する最終日、勝田はSS9で3度目のトップタイムを記録、残るSSを安定したペースでこなし、前戦ラリー・カムイに続く連勝を飾った。
勝田範彦
「チームがGR YARIS GR4 Rallyをどんどん改良してくれたことで、ラリーを通して気持ち良く走ることができました。今回はそれが一番の勝因だったと思います。前戦と比較すると、特に駆動系が改善したことで、高速コーナーでも躊躇なくアクセルを踏めるなど、素晴らしいフィーリングでした」
「チャンピオンの可能性も見えてきましたが、僕らは一戦一戦大切に戦うことが大事で、結果は後からついてくると考えています」
◆2021ラリー北海道トップ10
1 勝田 範彦/木村 裕介(GR YARIS GR4 Rally)
2 新井 大輝/小坂 典嵩(スバルWRX STI) +16.2
3 鎌田 卓麻/松本 優一(スバルWRX STI) +18.3
4 柳澤 宏至/保井 隆宏(シュコダ・ファビアR5) +31.0
5 福永 修/齊田 美早子(シュコダ・ファビアR5) +44.2
6 奴田原 文雄/東 駿吾(トヨタGRヤリス) +1:02.1
7 山本 悠太/立久井 和子(トヨタGRヤリス) +2:04.8
8 小濱 勇希/加勢 直毅(トヨタGRヤリス) +3:00.0
9 堀田 信/河西 晴雄(三菱ランサーエボリューションX) +3:46.3
10 徳尾 慶太郎/石田 一輝(トヨタGRヤリス) +4:43.4
【STINGER】
photo by GAZOO RACING