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右京、競り合って得た2位と4位!!

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表彰台の常連になった右京。一回り大人の風格も見え始めた。

19歳の笹原右京が、またまたヨーロッパでひと暴れした。

5月22日〜24日に、イギリスGPの舞台でもあるシルバーストン・サーキットで行なわれた2015フォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第2大会に急きょ参戦した右京は、激戦にもまれながら、2番グリッドからスタートしたレース1で2位、ドライからセミウェットに変化したレース2では、4番手からスタートして4位を記録した。

右京が所属するのは、マクラーレンの育成チームとして名高いART ジュニアチーム。GP2には、松下信治がおり、将来のマクラーレン・ホンダへのルートが伺えることで注目されている。

2番グリッドから臨んだ25分間のレース1は、スタート直後に防戦一方となり、一時ポジションを下げたが、苦境をしのいで2番手まで挽回、後続を徐々に引き離しトップとの差を削り取り、最終周にファステストラップを記録して、開幕3連続表彰台を獲得した。

1周目の1コーナーで後方のライバルがクラッシュ、いきなりセーフティーカー導入の波乱の幕開けとなった4番グリッドから臨んだ同じく25分のレース2は、SC 導入中に小雨が降り始め、右京が得意のパターンに。しかし、SC明けにのライバルの防戦に阻まれ、表彰台にあと一歩の4位でチェッカードフラッグを受けた。

レースを終えた笹原右京は、「予選はもう少し上の順位を目指していましたが、現状ではやりきったという満足感で終えられました」、と充実のコメント。

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レース1については、「クルマの調整が原因でタイヤの温まりが悪かったのと、直前のレースのタイヤカスが酷かったのが原因で、後続を抑え込むのに苦労しました。厳しい状況で2番手を守りきれたので、絶対に順位を譲らないという強い気持ちを⾒せられたと思います。また、トップの選手は新品タイヤを使っていて、中古タイヤの僕がレース序盤に引き離される状況は織り込み済みでした。最終的に2位とはいえ、このレースで得られる最高の内容と成績でした」

レース2については、「タイヤの温まりも悪くなく、レース序盤にトップ3 へ上がればチャンスはあると考えていましたが、1 周目の事故でSC が導入され、その事故処理が⻑引いたのは予想外でした。それでもSC ランの間に小雨が降ってきて、仕掛けるチャンスが来たと思いました。ただ、ライバルも必死でそう簡単にはスキを⾒せてくれません。この週末、セクター1 が速ければ数少ない追い越し場所であるハンガー・ストレートエンドで仕掛けられたのですが、実際はセクター1 が遅く、追い越し場所が⾒当たらないセクター2と3だけは非常に速いという状況でした」と振り返った。

また今後に向けて、「このシルバーストンの経験を活かして、次にスパフランコルシャンで開催されるEURO CUP FR2.0でも上位で暴れる覚悟です。今後もご声援とご⽀援をよろしくお願い致します!」と、元気の良さをアピールした。

右京の次のレースは、5月29〜31日。ベルギーGPの会場として名高いスパ-フランコルシャンで行なわれる、右京が今年のメインカテゴリーとしているユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第2大会だ。

photo by Dutch Photo Agency/©Ukyo Sasahara
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