可夢偉驚異の3分14秒!!–ル・マン24時間予選
してやったりの可夢偉。「予選はおまけみたいなもの」と余裕のコメント。
小林可夢偉が、15日に行なわれた第85回ル・マン24時間レースの最終予選で、圧倒的なポールポジションを獲得した。3分14秒791という驚異的なレコードだった。
ゼッケン7のトヨタTS050 HYBRIDが13.6kmのサルト・サーキットを1周してゴールラインを横切った瞬間、トヨタのピットでモニターを見上げていたチームメイトのセバスチャン・ブエミやマイク・コンウェイも濡れた手の水を振り払う様な、信じられない事態に遭遇したときのジェスチャーを大きく繰り返した。
これまでのサルト・サーキットのレコードは、ニール・ダニの3分16秒887、可夢偉は、それを2秒以上縮めるスーパーラップだった。
2位にも中嶋一貴が入り、トヨタTS050 HYBRIDがフロントローを独占した。
ライバルのポルシェ919 HYBRIDは、3位と4位。しかし、アウディからポルシェに移籍したル・マン男のアンドレ・ロッテラーは、3分17秒259に留まったが、「大切なのはレースで勝つこと」とコメントした。
85回目を迎えるル・マン24時間は、6月17日土曜日に決勝レースをスタートする。
◆第85回ル・マン24時間予選結果
1. 7 トヨタTS050 HYBRID 小林可夢偉/M.コンウェイ/S.サラザン
2. 8 トヨタTS050 HYBRID 中嶋一貴/S.ブエミ/A.デビッドソン
3. 1 ポルシェ919Hybrid N.ジャニ/A.ロッテラー/N.タンディ
4. 2 ポルシェ919Hybrid A.バンパー/T.ベルンハルト/B.ハートレー
5. 9 トヨタTS050 HYBRID N.ラピエール/国本雄資/J.M.ロペス
photo by GAZOO RACING