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レッドブル・エアレース初の日本人ウィナー室屋義秀インタビュー3/4

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6月5日に、幕張で行なわれたレッドブル・エアレース2016の2日後、日本人初のウィナーとなった室屋義秀に話を聞いた。初勝利の興奮を忘れないために。

その2からつづく)

(その3)
◆勝機
ファイナル4に残って、もしかすると勝てるかもしれない、それも日本という場だ。緊張したと思うがテンションは、どんな感じだったのかを訊くと、即座に、「極めてクールな感じでした。覚めすぎず、熱すぎず、ちょうどいい、という感じ」という答えが返ってきた。

特に最近指導者に着いたメンタルコントロールをした成果の現れだったのだろうか。

「そうだと思います。やはり、緊張しますからね(笑)、どうやったって(笑)。その緊張感はその場に行かないと絶対に味わえない。いまこの生活の中で味わうのは無理ですけど、その場に行くと、何回やっても感じますね。極めてどうしようもないくらい緊張します」

—-今までと別のものでしたか。
「今回はそういうのがなくて、いい状態で、だから勝てたのだと思います」

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—-勝てた、と思えたのは、最後のライバルであるソンカ選手が飛んで結果が出た後ですか?
「ファイナル4で4人飛ぶ中で2番目だったので、飛び終わった時点で、残るは二人なので3番に入ったのは無線で聴こえてますからわかりました。その後、着陸するまでの間は、他の人のタイムとか分らない。降りて体重計則をする場でソンカが飛んでいるのをモニターを見たら、その下に名前が出ていて、2位だとわかって、”オ〜ッ”と(笑)」

—-モニターには、ゴーストで、今飛んでいる選手と室屋さんの比較が映し出されていました。

「最初は負けていて、最後のセクターで、0.1秒差でした。モニターみながら、”すげ〜、面白い!!”と(笑)。自分はもう降りてますから、テレビ画面でレースを観られて展開が見えたのは面白かったですね」

—-他人事みたいに(笑)。
「他人事(笑)」

—-決まった瞬間、インタビューで泣いてましたね。
「そうですね(笑)」

—-それを観て、我々もうれしかったですが、それが、以前フォーミュラ・ニッポンでのフライトのときに、日本で知ってもらいたい、と思っていたことが次の段階にきたわけですね。

「そうですね。実際には、去年の千葉戦で日本に知ってもらって、スカイスポーツが広まる、という意味では、極めて爆発的に増えました。今年は2回目の開催ということで、去年はモータースポーツというより、サーカス的な受け止められ方でしたが、今年は取材も含めて、モータースポーツとして、醍醐味を現場の週末で味わっていただいたと思いますが、そういう意味で違うステージに入った気がします。

その4につづく)
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